glacier
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
glacierのコアイメージは「山や極地に積もった雪が何千年もかけて圧縮・凍結し、自重でゆっくりと流れ下る巨大な氷の塊」である。語源はラテン語のglacies(氷)で、フランス語glacierを経て英語に入った。単なる「氷」(ice)と異なり、glacierには①圧倒的なスケール、②極めてゆっくりとした動き、③長い時間をかけた形成という三要素が含まれている。このため英語では「at a glacial pace(氷河のようにゆっくりと)」という慣用表現が生まれており、「緩慢さ」のメタファーとしても使われる。地球規模の気候変動の文脈でもよく登場する重要語だ。
2意味一覧
-
名
氷河(山岳・極地に形成される巨大な流氷体)
雪が長年圧縮されてできた巨大な氷の塊が重力で流れ下る現象そのものを指す。コアイメージの「大規模・緩慢・長期」が直接反映された基本義。 -
名(比喩)
非常に動きの遅いもの・人(口語的な比喩用法)
glacierの「極めてゆっくり動く」というイメージが転じて、進捗の遅さや動作の鈍さを表すメタファーとして使われる。形容詞形glacialがこの用法で特に頻出する。
3例文
4よくある間違い・注意点
glacierは「動かない氷」ではなく「ゆっくり流れる氷」である点に注意。iceberg(氷山)と混同されやすいが、icebergは海に浮かんだ氷の塊であり、glacierは陸地や山中を流れ下る氷体のこと。タイタニックが衝突したのはiceberg(氷山)であり、glacierではない。
発音に注意:glacier は「グラシア」ではなく「グレイシャー (gléɪʃɚ)」と読む。フランス語由来の単語だが、英語ではフランス語読みをしない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| iceberg | 海面に浮かぶ巨大な氷塊を指す。glacierが「陸上を流れる氷体」であるのに対し、icebergは「海上に浮遊する氷」。比喩的に「問題の一角(水面下に大きな部分が隠れている)」という意味でも使われる点も異なる。 |
| ice sheet | 大陸を広く覆う巨大な氷の層(南極大陸・グリーンランドなど)。glacierが比較的細長く谷を流れ下るのに対し、ice sheetは面的に広がる点が異なる。 |
| ice cap | 山頂や極地の高地を覆うドーム状の氷の塊。glacierより小規模で、流れ下る方向性が弱い。 |
対義語: desert(砂漠)、tropics(熱帯)
6派生語・関連語
-
glacial
形
氷河の、氷河期の;(比喩)非常に遅い、冷淡な -
glaciation
名
氷河作用;氷河期 -
glaciologist
名
氷河学者 -
glaciology
名
氷河学
7コロケーション
- glaciers melt / retreat(氷河が融ける/後退する)
- ancient / alpine glacier(古代の氷河/高山氷河)
- glacial pace(氷河のようにゆっくりとしたペース)
8確認テスト
“The negotiations were proceeding at a glacial pace, frustrating both sides.”
① 氷のように冷たいペースで
② 氷河が崩れるような激しいペースで
③ 非常にゆっくりとしたペースで
④ 定期的に止まりながらのペースで
③。glacialはglacierの形容詞形で、氷河が自重でゆっくりと流れ下るイメージから「極めて遅い・緩慢な」という意味で使われる比喩表現。「交渉が氷河のようなペースで進んでいた」=「非常にゆっくりとしたペースで進んでいた」が最も自然。①は直訳に過ぎず文脈に合わない。②④はglacierのコアイメージと矛盾する。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。