storm
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は8冊に掲載されています。
1コアイメージ
stormのコアイメージは「嵐」そのもの——抑えきれない激しいエネルギーが一気に解き放たれる状態です。自然界の嵐が風雨を叩きつけるように、人が怒りで部屋に飛び込む・飛び出す、軍隊が要塞に突撃する、感情が爆発するといった場面すべてに「暴力的なほどの勢いと圧力」が共通しています。名詞の「嵐・暴風雨」から派生した動詞用法では、その嵐のような勢いそのものが人や集団の行動として現れます。「穏やかに動く」のとは正反対の、止めようのない突進力・爆発力がこの単語の本質です。
2意味一覧
-
名詞
嵐、暴風雨
激しいエネルギーが自然界に現れた形。stormの原義そのもので、コアイメージの源泉となっている。 -
動詞
(怒りや興奮で)激しく動く、突進する
嵐のように止まらない勢いで場所に入る・出る行動を表す。感情の爆発が体の動きになったイメージ。 -
動詞
(場所を)急襲する、強行突破する
嵐が何もかもをなぎ倒すように、軍や集団が圧倒的な勢いで攻め込む様子。 -
動詞
(天気が)荒れる、嵐になる
名詞の意味がそのまま動詞化したもの。It storms. のように自然現象として使われる。 -
名詞
(感情・議論などの)嵐、激しい騒動
自然の嵐のイメージが抽象化し、意見の嵐・怒りの嵐のように感情的・社会的な激動を表す比喩表現。
3例文
4よくある間違い・注意点
動詞のstormは「怒る」ではなく「嵐のように激しく移動する」こと。storm out(飛び出す)、storm in(押し入る)のように、方向を示す副詞と一緒に使われることが多い。怒り自体はangry/rageで表すのであって、stormは怒りによって生じた激しい動きを表す点に注意。
名詞の比喩用法(a storm of applause「割れんばかりの拍手」、a storm of protest「猛烈な抗議」)は頻出だが、日本語に直訳すると不自然になりがち。文脈に応じて「激しい〜」「〜の嵐」と柔軟に訳すのがポイント。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| charge | 突撃・突進を表すが、stormよりも目標に向かって一直線に向かうニュアンスが強い。感情的な爆発感はやや薄め。 |
| rage | 激しい怒りや荒れ狂う状態を表すが、stormと異なり「勢いよく移動する」というニュアンスはない。感情の強度に焦点。 |
| burst | 突然の爆発的な行動・感情を表すが、stormのように持続的に押し進む感じはなく、一瞬の爆発に近い。 |
対義語: calm、stroll(のんびり歩く)
6派生語・関連語
-
stormy
形容詞
嵐の、荒れ模様の;(関係・議論などが)激しい、波乱含みの -
stormily
副詞
嵐のように激しく -
brainstorm
名詞・動詞
ブレインストーミング;アイデアを嵐のように出し合う
7コロケーション
- storm out of ~ (〜から怒って飛び出す)
- a storm of protest / applause (激しい抗議/割れんばかりの拍手)
- storm the castle / building (城・建物に突入する)
8確認テスト
“She stormed into the office and demanded an explanation.”
① 彼女はオフィスにそっと忍び込み、説明を求めた。
② 彼女はオフィスに怒鳴り込み、説明を求めた。
③ 彼女はオフィスに迷いながら入り、説明を求めた。
④ 彼女はオフィスに笑顔で入り、説明を求めた。
②。stormのコアイメージは「嵐のような勢い」。storm into〜で「激しい勢いで(感情的に)〜に突入する」を表し、「怒鳴り込む」「押しかける」が最も自然な訳。①の「そっと」はcreeped in、③の「迷いながら」はhesitantly entered、④の穏やかなニュアンスはwalked inなど他の表現に対応する。
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