bless
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
bless の根底にあるイメージは「神聖な力・恩恵を注ぎ込み、対象を守られた状態にする」こと。古英語 bletsian(血で清める神聖な儀式)に由来し、「聖別する・加護を与える」が原義。神が人に恵みを与える場面だけでなく、「ありがたいと感じる(be blessed with)」「感謝する(Bless you!)」にも広がる。つまり bless には必ず〈神聖な・ありがたい力が流れ込んでいる〉という感覚があり、日本語では文脈によって「祝福する」「恵む」「感謝する」「加護する」と訳し分けることになる。
2意味一覧
-
動
(神が)祝福する・加護を与える
神聖な力を対象に注ぎ込み、守られた恵まれた状態にする、という最も直接的なコアイメージの表れ。 -
動
(〜に)恵まれている(be blessed with)
神聖な力がすでに注がれた結果、ある恵みを持っている状態を指す。コアイメージの「満たされた状態」が受身形で表現される。 -
動
(幸運・存在などを)ありがたく思う・感謝する
神の恵みを認識し、それを有難いと受け取る行為。コアイメージの「恩恵への気づき」が感謝の感情に転じたもの。 -
動
(くしゃみをした人に)「お大事に」と声をかける(Bless you!)
くしゃみで体が弱まった瞬間に神の加護が必要だという古来の信仰から、「神の守りがあなたに届くように」という祈りが定型表現化したもの。
3例文
4よくある間違い・注意点
「感謝する」の意味では thank と混同しがち。thank は話し手が直接相手に感謝を伝える行為だが、bless は「神の恵みを認識してありがたく思う」という内向きの感情や祈りのニュアンスが強い。I thank you. と言う場面でも I bless you. とは通常言わない。
be blessed with を「祝福されている」と訳すと不自然になりやすい。「〜に恵まれている」という日本語が最も自然で、才能・健康・子ども・環境など具体的な恵みが後ろに続くことが多い点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| sanctify | 「神聖なものにする・清める」という儀式・宗教的な行為に焦点が当たり、bless より格式が高く日常では使わない。 |
| consecrate | 「特定の神聖な目的のために捧げる・聖別する」という意味で、教会や場所・物に使われることが多く、bless より限定的。 |
| endow | 「(能力・資質を)授ける」という意味で be endowed with の形は be blessed with に近いが、神聖・宗教的ニュアンスはなく中立的。 |
対義語: curse、damn
6派生語・関連語
-
blessed
形容詞
神に祝福された・恵まれた;(強調・やんわりした苛立ちで)まったく〜な -
blessing
名詞
祝福・恵み・加護;食前・食後の祈り
-
blissful
形容詞
(派生語ではなく同語源)この上なく幸せな・至福の
7コロケーション
- be blessed with 〜(〜に恵まれている)
- count one’s blessings(自分の恵みを数えてありがたく思う)
- Bless you!(くしゃみへの「お大事に」・感謝や親しみの感嘆)
8確認テスト
“We are truly blessed to have such a supportive community around us.”
① 私たちはこれほど助け合える地域社会に囲まれていて、本当に祝福されようとしている。
② 私たちはこれほど助け合える地域社会に囲まれていて、本当に恵まれている。
③ 私たちはこれほど助け合える地域社会を祝福しなければならない。
④ 私たちはこれほど助け合える地域社会に囲まれていて、本当に感謝している。
②
【解説】be blessed to do/be blessed with の形は「〜できて/〜に恵まれている」が最も自然な訳。①は未来進行のような不自然な訳、③は主語と目的語の関係が逆、④の「感謝する」は感情として近いが、bless のコアイメージは「神聖な力に満たされた恵まれた状態」であり、感謝の気持ちより先に〈恵まれている状態〉を表現しているため②が最適。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。