endow
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
endowのコアイメージは「永続的・恒久的に何かを与える/備え付ける」こと。ただ一時的に渡すのではなく、その対象に「永久に付与される」ニュアンスが核にある。金銭的な「寄付・基金の提供」だけでなく、神や自然が人に才能・資質を「授ける」という用法も非常に重要。be endowed with〜(〜を生まれつき備えている)という受動態の表現がむしろ頻出で、「与えられたものがその人・組織に恒久的に宿っている」状態を表す。「贈る」という一方向の瞬間的な行為ではなく、与えた後もその性質が持続するところがポイント。
2意味一覧
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動詞
(機関・団体などに)基金を寄付する、恒久的な資金を提供する
金銭を一時的に渡すのではなく、組織が永続的に機能し続けるための資金を「据え付ける」イメージ。endowed chair(寄附講座)など、永続性が鍵。 -
動詞
(神・自然などが)〜に(才能・資質を)授ける・与える
be endowed with〜の形で頻出。才能や美貌が「永久にその人に宿る状態で与えられる」というコアイメージそのもの。生まれつきの特質に使うのが自然。
3例文
4よくある間違い・注意点
「endow=寄付する」と覚えるだけでは不十分。be endowed with〜(〜を生まれながらに備えている)という受動態の用法の方が試験・読解では頻出なので、必ずセットで押さえておくこと。
donate(一時的な物品・金銭の寄付)と混同しやすいが、endowは「恒久的な基金設立・永続的な付与」に限定される点で異なる。単なる義援金やプレゼントにはendowは使わない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| donate | 一時的・単発の寄付行為を広く指す。恒久性・永続性のニュアンスはなく、日常的な募金箱への寄付にも使える。 |
| bestow | 「授ける・与える」の意味で近いが、主に名誉・称号・賞など抽象的なものを与える際に使い、財産の基金設立には使わない。 |
| grant | 権限・資金・許可を「与える」の意味だが、恒久的である必要はなく一時的な助成金(grant)にも使う。 |
| bequeath | 遺言で財産を「遺贈する」意味に特化。死後の財産移転という文脈限定で、才能の付与には使えない。 |
対義語: deprive、divest
6派生語・関連語
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endowment
名詞
基金・寄付財産;(生まれつきの)才能・資質 -
endowed
形容詞
(才能・資質を)備えた;基金を持つ
7コロケーション
- be endowed with 〜(〜を生まれながら備えている)
- endow a chair / scholarship(寄附講座・奨学金を設立する)
- richly / generously endowed(豊かな才能・資金を備えた)
8確認テスト
“He is endowed with an extraordinary ability to solve complex problems.”
① 彼は複雑な問題を解く並外れた能力を鍛えてきた。
② 彼は複雑な問題を解く並外れた能力を寄付された。
③ 彼は複雑な問題を解く並外れた能力を生まれながらに備えている。
④ 彼は複雑な問題を解く並外れた能力を他人に与えた。
③
【解説】be endowed with〜は「〜を(神や自然から)永続的に授けられている」という受動態の構文。努力で「鍛えた」(①)でも、誰かに「寄付された」(②)でもなく、生来の特質として「備わっている」状態を示す。endowのコアイメージである「恒久的・生得的に付与されている」がそのまま出た典型例。④は主語が「与えた」側になっており、受動態と矛盾する。
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