feminine
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
feminineのコアイメージは「女性という性・カテゴリーに関連する」こと。単に「女性である」という生物学的な事実(female)を指すのではなく、「女性的な性質・特徴・雰囲気を帯びている」という文化的・社会的なニュアンスが強い。やさしさ・繊細さ・優美さなど、ある社会・文化が「女性らしい」と見なす属性や雰囲気を指す。また言語学では、名詞の「女性形・女性名詞」を指す文法用語としても使われる。この両方の用法が「女性というカテゴリーに属する・女性的な性質を持つ」という一つのコアイメージから派生している。
2意味一覧
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形容詞
女性的な、女らしい(文化的・社会的に「女性らしい」とされる性質を持つ)
「女性のカテゴリーに属する性質」というコアから、文化・社会が女性に結びつけるやわらかさや繊細さ、優美さなどの特徴を指す。 -
形容詞
女性の、女性に関する(性別としての女性に属する・関連する)
生物学的・社会的な「女性」というカテゴリー自体を指すときにも使われ、「女性特有の○○」という意味合いになる。 -
形容詞
【文法】女性形の、女性名詞の
フランス語・スペイン語・ドイツ語などには名詞の性別(男性・女性)があり、その「女性」のカテゴリーに属する語を指す文法用語としても使われる。これもコアイメージ「女性のカテゴリーに属する」の直接的な延長。
3例文
4よくある間違い・注意点
femaleとの混同に注意。femaleは生物学的・医学的な「雌・女性」という事実を示す中立的な語(a female doctor/female hormones)であるのに対し、feminineは「女性らしい性質・雰囲気」という文化・社会的な価値観を含む。男性がfeminineと言われることもあるが(「彼は女性的だ」)、maleと呼ばれることはない。
feminineは性別についての文化的・社会的規範を反映した語であるため、現代の文脈では使い方に敏感さが求められることがある。「feminine traits(女性的な性質)」という表現は、それが固定化されたステレオタイプを強化するとして批判的に論じられることも多い点を理解しておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| female | 生物学的・医学的な「女性・雌」という事実を指す中立的な語。性質や雰囲気ではなく性別そのものを示す。 |
| womanly | 成熟した女性が持つ品位や落ち着きといった「大人の女性らしさ」を強調する。feminineよりも肯定的でやや格式ある雰囲気。 |
| effeminate | 主に男性に対して使われ、「女々しい」というやや否定的なニュアンスを持つ。feminineとは異なり批判的文脈で使われることが多い。 |
対義語: masculine、male
6派生語・関連語
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femininity
名詞
女性らしさ、女性的性質 -
feminism
名詞
フェミニズム、女性解放運動 -
feminist
名詞・形容詞
フェミニスト(の)、女性解放論者(の) -
feminize
動詞
女性化する、女性的にする
7コロケーション
- feminine characteristics / traits(女性的な性質・特徴)
- feminine beauty / grace(女性的な美しさ・優雅さ)
- feminine noun(女性名詞)
8確認テスト
“Society has long associated pink with the feminine and blue with the masculine.”
① 女性の身体
② 女性らしさ・女性的なもの
③ 女性の権利
④ 女性の職業
② 女性らしさ・女性的なもの。ここではfeminineが名詞として使われており(the feminineで「女性的なもの・概念」)、「社会はピンクを女性らしさと、青を男性らしさと長い間結びつけてきた」という意味になる。feminineのコアイメージ「女性のカテゴリーに属する性質・概念」がそのまま名詞化された用法で、①③④はいずれも文脈に合わない。
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