scarce
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
scarce のコアイメージは「需要や必要量に対して、供給・存在量が著しく不足している」状態です。単に「量が少ない」という客観的な事実ではなく、「あるべき量・期待される量に比べて足りない」という相対的な不足感が本質です。食料・雇用・資源など、本来は人々が必要としているものが十分に手に入らない状況を指します。この「希少性・欠乏」というイメージから、形容詞としての「不足した・乏しい」という意味が生まれ、副詞 scarcely(かろうじて〜だ、ほとんど〜ない)にも同じ根が流れています。
2意味一覧
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形容詞
(必要量に比べて)不足している、乏しい、少ない
需要に対して供給が追いつかない状態がコアイメージ。食料・雇用・水など「本来あるべきもの」が足りない文脈でよく使われる。 -
形容詞
(物・機会などが)まれな、めったにない
供給が需要を大幅に下回るほど希少であることから、「めったにお目にかかれない」という希少性のニュアンスが生まれる。珍しいコインや絶滅危惧種など「希少価値がある」文脈でも使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
rare との混同に注意。rare は「珍しさ・希少性」それ自体に焦点があり、必ずしも「不足」を意味しない(例:a rare coin=珍しいコイン)。一方 scarce は「必要なのに足りない」という欠乏のニュアンスが強く、需要との対比が伴う。
副詞 scarcely(=ほとんど〜ない、かろうじて〜)と形容詞 scarce を混同しないこと。Scarce is becoming ではなく Water is becoming scarce のように、scarce は名詞を修飾または補語として使う。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| rare | 珍しさ・希少性に焦点。需要との対比は薄く、それ自体の存在が少ない・珍しいというイメージ。 |
| insufficient | 「十分でない」という意味で、量的な不足を客観的に述べる。scarce ほど「欠乏感」「入手困難」のニュアンスは強くない。 |
| lacking | 「〜が欠如している」という意味で、特定の要素が抜けている状態に使う。scarce より広い文脈で使われる。 |
| meager | 「わずかしかない」という意味で、量の少なさを強調する。meager はしばしば「貧弱で不十分」という否定的なニュアンスを伴う。 |
対義語: abundant、plentiful、ample
6派生語・関連語
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scarcely
副詞
ほとんど〜ない、かろうじて〜(否定の意味を含む)
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scarcity
名詞
不足、欠乏、希少性(例:a scarcity of resources=資源の不足) -
scarceness
名詞
乏しさ、希少性(scarcity と同義だが scarcity がより一般的)
7コロケーション
- scarce resources(希少資源)
- become scarce(不足してくる)
- make oneself scarce(その場を離れる、こっそり立ち去る)
8確認テスト
“In the aftermath of the drought, food became scarce and prices soared.”
①食料が腐敗し、物価が高騰した
②食料が不足し、物価が高騰した
③食料が大量に余り、物価が下落した
④食料が輸入され、物価が安定した
②。drought(干ばつ)によって農作物の供給が需要を大幅に下回り、「あるべき食料が手に入らない」という scarce のコアイメージが直接表れている。需要に対して供給が著しく不足することで物価も上がるという自然な流れからも②が正解。
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