pretend
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
pretendのコアイメージは「実際とは異なる状態・感情・事実をあるかのように見せかける」こと。ラテン語のpraetendere(前に張り出す・見せかける)に由来し、「本当の姿の前に別の姿を置く」イメージがある。意図的に「演じる」「装う」という能動的なニュアンスが強く、自分を守るため・人を騙すため・遊びのためなど、動機はさまざまでよい。子どもが「お医者さんごっこ」をする無邪気な「ふり」も、大人が感情を隠す「演技」も、根っこは同じ「現実とは違う何かを表に出す」行為。この語は必ずしも悪意を含まないのが特徴で、文脈によって「~のふりをする」「演じる」「仮定する」など自然な日本語に訳し分ける必要がある。
2意味一覧
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動詞
〜のふりをする、〜を装う
「実際にはない・感じていない状態を表に出す」コアイメージそのまま。意図的に嘘の状態を演じるニュアンス。 -
動詞
(ごっこ遊びなどで)〜になりきる、〜のまねをする
遊びの文脈でも「現実とは違う姿を演じる」本質は同じ。悪意なく楽しみのために別の何かを「表に出す」場合に使われる。 -
動詞
〜と仮定する、〜だと思い込む(主に文語・仮定の文脈)
「実際とは違う事実を前提として出す」というコアイメージが、議論や思考実験の場面では「仮定する」という訳に自然につながる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「ふりをする」というと日本語では軽い嘘のイメージがあるが、pretendは子どもの無邪気な「なりきり遊び」にも使える。make-believeとほぼ同義で使える場面がある一方、feign(仮病・感情を装う)は大人の文脈で意図的な欺瞞のニュアンスが強く、両者を混同しないよう注意。
pretend to do(〜するふりをする)とpretend that(〜と見せかける)の形を両方押さえること。to不定詞の場合は動作・状態のふりを、that節の場合は事実のふりを表す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| feign | feignはより意図的・計算的な欺瞞のニュアンスが強く、感情や病気を「偽る」場面でよく使われる(feign illness)。pretendより硬い語で、遊びのなりきりには使えない。 |
| simulate | simulateは「条件・状況を再現する」というニュアンスで、コンピュータや実験など技術的な文脈で多く使われる。欺瞞の意図は含まず、客観的な「模擬」に近い。 |
| make believe | make believeはpretendの遊び・空想の用法とほぼ同義で、特に子どもの想像遊びに特化したくだけた表現。欺瞞的ニュアンスはほぼない。 |
対義語: be honest、acknowledge、admit
6派生語・関連語
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pretense / pretence
名詞
見せかけ、ふり、口実(米: pretense、英: pretence) -
pretentious
形容詞
見栄を張った、気取った、うぬぼれた -
pretender
名詞
ふりをする人;(王位などの)僭称者
7コロケーション
- pretend to be 〜(〜のふりをする/〜になりきる)
- pretend that + 節(〜であるかのように見せかける)
- pretend to sleep / pretend to be asleep(寝たふりをする)
8確認テスト
“He pretended not to notice her when she walked past.”
① 彼は彼女が通り過ぎたとき、気づかなかったと告白した。
② 彼は彼女が通り過ぎたとき、気づいていないふりをした。
③ 彼は彼女が通り過ぎるのを見ようとしなかった。
④ 彼は彼女が通り過ぎたとき、気づくはずがなかった。
②
【解説】pretend not to noticeは「気づかないふりをする」が正解。実際には気づいているが(=現実)、気づいていない状態を表に出している(=pretendのコアイメージ)。①はconfessなど「告白・認める」系の語と混同したパターン、③は単純に「見なかった」で意図的な演技のニュアンスがない、④は論理的に不自然。pretend + not to doで「〜しないふりをする」という重要構文もあわせて確認しよう。
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