promote
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
promoteは「前へ(pro-)」+「動かす(-mote)」が語源。何かを「前の方へ押し出す」イメージが核心にある。人を「前の地位へ押し上げる」と昇進・昇格になり、ものごとを「前へ進ませる」と促進・奨励になり、商品や人物を「前面に押し出す」と宣伝・プロモーションになる。どの意味でも「現状よりも前・上・外に向かって積極的に動かす」という一本の軸が通っている。このコアをつかめば、「昇格」と「促進」と「宣伝」がなぜ同じ単語なのか自然に理解できる。
2意味一覧
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動詞
昇進させる・昇格させる
人を現在の地位よりも「前・上の位置へ押し出す」イメージから。下の役職から上の役職へ押し上げる行為。 -
動詞
促進する・推進する
ものごとの進展を「前へ押し出す・加速させる」イメージから。停滞を打破して前進させる文脈で使われる。 -
動詞
奨励する・支持する
良いことや望ましい行動を「前面に押し出して広める」ことで、人々がそれをするよう後押しするイメージ。 -
動詞
宣伝する・売り込む(プロモーションする)
商品・作品・人物を世間の「前に押し出して」認知させるイメージ。日常英語でも頻出だが受験単語帳では軽視されがち。
3例文
4よくある間違い・注意点
「昇進する」と「昇進させる」の混同に注意。promoteは他動詞なので「(誰かが誰かを)昇進させる」が基本。自分が昇進する場合は受動態 be promoted を使う。「I promoted」と能動態で書くと「私が(誰かを)昇進させた」になってしまう。
「宣伝する」の意味を見落としがち。advertiseが有料広告による宣伝を指すのに対し、promoteはツアー・イベント・SNS発信など広い活動による売り込み全般を指す。大学入試の長文でも頻出なので要注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| advance | 「前へ進める」という点ではpromoteに似るが、advanceは地位・段階を徐々に上げるニュアンスが強く、「宣伝する」の意味はない |
| encourage | 「奨励する」の意味では重なるが、encourageは人の気持ちに働きかけて勇気づけるニュアンス。promoteはより積極的に「前に押し出して広める」イメージ |
| advertise | 「宣伝する」の意味では近いが、advertiseは主に有料メディアを通じた広告。promoteはより広い活動(イベント・口コミ・PR活動など)を含む |
| foster | 「促進する・育てる」の意味では重なるが、fosterは時間をかけて育み養うニュアンス。promoteのような積極的な「前に押し出す」勢いはない |
対義語: demote(降格させる)、hinder(妨げる)、suppress(抑制する)
6派生語・関連語
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promotion
名詞
昇進・昇格;促進;宣伝・プロモーション
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promoter
名詞
推進者;興行主・プロモーター -
promotional
形容詞
販売促進の・宣伝用の
7コロケーション
- promote economic growth(経済成長を促進する)
- be promoted to ~(〜に昇格する)
- promote a product / album(製品・アルバムを宣伝する)
8確認テスト
“The organization works to promote peace and understanding between nations.”
① 平和と相互理解を昇進させるために活動している
② 平和と相互理解を宣伝するために活動している
③ 平和と相互理解を促進するために活動している
④ 平和と相互理解を奨励させるために活動している
③
「前へ押し出して前進させる」というコアイメージから、抽象的な概念(平和・理解)を社会の中で積極的に広め進めていくニュアンスには「促進する」が最も自然。②の「宣伝する」はproductやalbumなど具体的な商品・作品に使うのが自然で、この文脈では不自然。①「昇進させる」は人の地位に使う表現なのでここでは意味が通らない。④は文法的にも意味的も不自然。
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