rather
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
ratherのコアイメージは「何かと比較したとき、どちらかといえばこちら側に傾いている」という感覚です。「むしろ〜の方が」という選好・選択の意味も、「かなり・相当」というニュアンスも、根本は「中立点から外れて、ある方向に傾いている」という比較のイメージから来ています。would ratherなら「他の選択肢よりこちらを選ぶ」、rather coldなら「普通より寒い方に傾いている」、rather than〜なら「〜よりこちら」という構造です。完全にそうではないが、どちらかといえばそちら寄り、というニュアンスが全用法に共通しています。
2意味一覧
-
副詞
むしろ〜の方が(would rather と共に使い、選好を表す)
複数の選択肢を天秤にかけ、「こちら側に傾いている」というコアイメージが、「〜よりむしろこちらを選ぶ」という意味になる。 -
副詞
かなり・相当・どちらかというと
中立点から「ある程度その方向に傾いている」イメージが、程度を表す「かなり」という意味になる。veryほど断言しない、控えめな強調。 -
副詞
それどころか・というよりむしろ(前言を修正・言い直すとき)
「さっき言ったことより、こちら側の言い方の方が正確だ」という比較のイメージで、表現を修正する際に使われる。 -
前置詞的用法
〜よりも(rather than〜の形で)
「〜よりもこちら側を選ぶ」というコアイメージが熟語化したもの。2つの選択肢を並べ、後者より前者を優先することを示す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「rather = かなり」と丸暗記すると、would ratherやrather thanの文で「かなり〜したい」などと誤訳してしまいがち。would ratherはwould prefer toとほぼ同義で、「比べたら〜の方を選ぶ」という選好表現であることを押さえよう。
ratherとfairly・quiteの強さの違いに注意。rather(かなり)> fairly(まあまあ)で、ratherはネガティブな形容詞とよく共起する傾向がある(rather difficult / rather bad など)。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| prefer | ratherが副詞として would rather do の形で使われるのに対し、preferは動詞単体で「〜を好む」と表現できる。意味はほぼ同じだが品詞が異なる。 |
| fairly | どちらも「かなり・まあまあ」の意味だが、fairlyは中立〜ポジティブな文脈で使われ、ratherはネガティブな文脈でも使われやすい。fairlyよりratherの方がやや強い。 |
| quite | quiteも「かなり」を意味するが、アメリカ英語では「完全に・まったく」という強い意味を持つことがある。ratherは比較の視点が常に根底にある点が異なる。 |
対義語: preferably(〜の方が望ましい、むしろの反対概念はなく対義語は限定的)
6派生語・関連語
-
would rather
助動詞句
〜したい・〜の方が好きだ(選好) -
rather than
接続詞・前置詞句
〜よりも・〜ではなく -
or rather
副詞句
というよりむしろ(前言の修正・言い直し)
7コロケーション
- would rather A than B(BよりAを選びたい)
- rather than doing(〜するよりも)
- rather + 形容詞(rather cold / rather difficult など)
8確認テスト
“She chose to walk rather than take the bus.”
① 彼女はバスに乗るよりもむしろ歩くことを選んだ。
② 彼女はバスに乗るためにかなり歩くことを選んだ。
③ 彼女は歩くことよりもむしろバスに乗ることを選んだ。
④ 彼女はバスに乗るよりも歩く方がかなり好きだ。
① が正解。rather than は「〜よりもこちら側を選ぶ」というコアイメージを持つ熟語で、「walk rather than take the bus」は「バスに乗るよりも歩く」という選択を表す。③は選択の方向が逆になっており、②④はrather thanをかなりという程度の意味で誤解した誤答。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。