thumb
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は6冊に掲載されています。
1コアイメージ
thumbのコアイメージは「手の中で最も太く、他の指と向き合って物を支配・操作できる親指」です。親指は人間の手の中で唯一、他の4本の指と「向かい合う」(oppose)構造を持ち、物をつかんだり操ったりする際の主役です。この「操作・コントロール」のイメージから、動詞としては「(本のページを)指でぱらぱらとめくる」「ヒッチハイクで親指を立てて合図する」などの用法が生まれます。また「all thumbs(不器用)」「thumbs up / thumbs down(賛成・反対のサイン)」などの慣用表現も、親指が操作や判断のシンボルとして機能していることを示しています。
2意味一覧
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名詞
親指
手の操作を担う中心的な指。他の指と向かい合って物を「つかむ・支配する」役割を持つ太い指がそのまま名詞化されたものです。 -
動詞
(本・雑誌のページを)指でぱらぱらとめくる;ヒッチハイクの合図として親指を立てる
「親指で操作する」というコアイメージがそのまま動作を表す動詞に転用されたもの。親指を使ってページを流したり、路上で合図したりする行為を指します。 -
名詞(慣用句)
thumbs up で「賛成・承認」、thumbs down で「反対・不承認」
古代ローマの剣闘士競技で観客が親指の向きで生死を決めたという逸話に由来。親指が「判断・コントロール」を象徴している点でコアイメージと直結します。
3例文
4よくある間違い・注意点
finger(指一般)と混同しないこと。英語では親指(thumb)と他の4本の指(finger)は明確に区別されており、「5本の fingers がある」とは言わず、「4 fingers and a thumb」と表現するのが自然です。
thumb through ~(ぱらぱらめくる)は「じっくり読む」ではなく「流し読みする・斜め読みする」というニュアンス。read through との混同に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| pollex | ラテン語由来の解剖学・医学用語。日常会話では使わず、学術文書や医療場面限定。thumbは日常英語で誰もが使う語。 |
| digit | 手足の指全般を指す総称的・技術的表現。thumbは特定の「親指」のみを指すが、digitは親指を含むすべての指(や足指)を広く指す。 |
対義語: little finger、pinky(小指)
6派生語・関連語
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thumbnail
名詞
親指の爪;(比喩的に)縮小版・サムネイル画像 -
thumbscrew
名詞
親指締め具(拷問器具);(機械の)蝶ねじ -
thumbtack
名詞
(米)画鋲(親指で押し込む釘) -
all thumbs
形容詞句(慣用表現)
不器用な(すべての指が親指のようにゴツくて繊細な作業ができない状態)
7コロケーション
- thumb through ~(〜をぱらぱらとめくる・流し読みする)
- thumbs up / thumbs down(賛成・承認 / 反対・不承認のサイン)
- under someone’s thumb(〜の支配下に置かれて・〜に牛耳られて)
8確認テスト
Everyone in the office knows that he is completely under his boss’s thumb.
① 彼は上司の親指のそばにいつもいる
② 彼は上司に完全に支配されている
③ 彼は上司の仕事を全て引き受けている
④ 彼は上司にいつも親切にされている
② 「under someone’s thumb」は「〜の支配下・言いなり」という慣用表現。親指が物を「押さえつけて操る」というコアイメージが比喩的に拡張され、人が誰かに完全にコントロールされている状態を表します。「親指の下に押さえ込まれている」という視覚的イメージがそのまま「支配されている」という意味につながります。
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