badly
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
badlyのコアイメージは「基準・理想の状態から大きく外れている」こと。badという形容詞が「良くない・悪い」を意味するように、badlyはその副詞形として「良くないやり方で」「良くない程度まで」という感覚を持つ。この「外れ幅の大きさ」が文脈によって「ひどく(悪い方向へ)」にもなり、「切実に・強く(何かが必要な状態)」にもなる。つまり、物事が望ましい状態から大きく乖離しているという根底のイメージが、ネガティブな結果を表すときも、何かを強く求める切実さを表すときも一貫して流れている。
2意味一覧
-
副詞
ひどく、悪く、うまくいかずに
行動や結果が「あるべき基準・理想から大きく外れた」状態。「うまくやれていない」というニュアンスが根底にある。 -
副詞
ひどく(痛み・損害・影響などの程度が大きい)
「基準から外れた幅が非常に大きい」という意味で、傷や痛みなどがごく軽い状態(基準)から大きく逸脱していることを示す。 -
副詞
切実に、強く(〜をとても必要とする・欲する)
「必要・欲求が満たされていない状態が大きく外れている」というイメージで、need badly / want badlyの形で「非常に必要だ/強く望んでいる」という切実さを表す。見落とされがちな重要な用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
badly には「切実に・強く(〜が必要だ)」という意味があり、want badly / need badly の形は頻出なのに「ひどく欲しい?」と誤訳しやすい。この用法ではmuchやurgentlyに近いニュアンスで、文脈に応じて「どうしても」「強く」「切実に」と訳すのが自然。
badly ≠ bad。badly は副詞なので動詞・形容詞を修飾し、bad は形容詞なので名詞を修飾する。「I feel bad(気分が悪い)」のようにSVC構文では bad を使い、badly を使うと文法的に不自然になることがある点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| severely | 「深刻・厳しい」という外部からの客観的な判断のニュアンスが強く、規則や被害の文脈で使われやすい。badlyより書き言葉的・フォーマル。 |
| terribly | 「恐ろしいほど」というニュアンスで感情的な強調が強い。口語的でbadlyより誇張感がある。 |
| urgently | 「切実に」の意味合いではbadlyに近いが、urgentlyは「急を要する」という時間的プレッシャーに焦点があり、badlyは「必要の度合いの大きさ」に焦点がある。 |
対義語: well、slightly、mildly
6派生語・関連語
-
bad
形容詞
悪い、良くない -
badness
名詞
悪さ、粗悪さ -
worsen
動詞
(状況を)悪化させる(badの概念の発展形)
7コロケーション
- need badly(切実に必要とする)
- badly hurt / badly injured(ひどく傷ついた)
- go badly(うまくいかない、悪い方向へ向かう)
8確認テスト
“After the earthquake, the village badly needed clean water and medical supplies.”
① 悪いことに、村は水と医薬品を必要とした
② 村は水と医薬品をひどい方法で必要とした
③ 村は清潔な水と医薬品を切実に必要としていた
④ 村はほとんど水と医薬品を必要としなかった
③。badly need は「切実に必要とする」という意味の重要コロケーション。badlyの「基準から大きく外れている=必要性がとても高い状態」というコアイメージが「切実に」という日本語に対応する。①・②はbadlyを「悪く・ひどい方法で」と誤解した典型的なミス。
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