cognitive
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
「cognitive」のコアイメージは「認識・知覚・思考といった、人間が情報を取り込み・処理し・理解する一連の心の働き」にある。語源はラテン語の「cognoscere(知る・認識する)」で、「co-(共に)+gnoscere(知る)」から来ている。単に「知っている」という状態ではなく、「知覚→理解→判断→記憶」というプロセス全体に関わる形容詞だ。だから「認知機能」「認知心理学」「認知的負荷」など、頭の中で情報を扱う営み全般を修飾する。感情・感覚・本能といった非意識的な心の動きとは対比的な、意識的・知的な側面を指す点がポイント。
2意味一覧
-
形容詞
認知の・認識の
情報を取り込み処理する心の働き(認知プロセス)に関わるものを指す最も基本的な用法。「cognitive function(認知機能)」のように使われる。 -
形容詞
知的な・思考に関する
感情(emotional)や身体的(physical)な側面と対比させる文脈で、「頭を使う・考える」という知的プロセスを強調するニュアンスになる。 -
形容詞
(心理学・言語学で)認知的な
認知科学・認知心理学・認知言語学などの学術分野で、「人間の知識獲得・情報処理のメカニズムに関する」という専門的な意味で用いられる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「cognitive」と「intellectual(知的な・理知的な)」を混同しがち。「intellectual」は「知性の高さ・知識の豊かさ」に焦点があるのに対し、「cognitive」は知性のレベルではなく「認知・思考・処理というプロセスの種類」を指す。「cognitive ability(認知能力)」は能力の高低より前に、その種類(知覚・記憶・判断など)を問題にしている。
「認知の」とだけ覚えると、日本語の「認知する(子どもを認知する)」や「認知度(ブランドの認知度)」と混同することがある。英語の「cognitive」はあくまで「脳内の情報処理プロセスに関する」という意味であり、「認知度」は「awareness」、「子どもを認知する」は「acknowledge」が対応する。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| mental | 「心・精神全般」に関わる広い語。感情・意欲・精神健康なども含むのに対し、「cognitive」は思考・知覚・記憶など知的処理プロセスに絞られる。 |
| intellectual | 「知性・学識の高さ」に焦点が当たる語。「cognitive」はプロセスの種類を指し、レベルの高低を含意しないが、「intellectual」は知的水準の高さを示唆することが多い。 |
| psychological | 「心理的な・精神的な」という広い意味で、感情・行動・精神疾患なども包含する。「cognitive」は心理の中でも「知的情報処理」という特定の側面に絞られる。 |
対義語: affective(感情的な)、emotional(感情の)、intuitive(直感的な)
6派生語・関連語
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cognition
名詞
認知・認識(プロセスや能力としての認知そのもの) -
cognitively
副詞
認知的に・思考処理の面で -
cognize
動詞
認知する・認識する(学術的な文脈で使われる) -
recognize
動詞
認識する・気づく(re-+cognize:再び知る→見覚えがある)
7コロケーション
- cognitive function(認知機能)
- cognitive development(認知発達)
- cognitive therapy / cognitive behavioral therapy(認知療法 / 認知行動療法)
8確認テスト
“Sleep deprivation leads to significant cognitive decline, affecting memory, attention, and decision-making.”
① 感情的な落ち込み
② 認知機能の低下
③ 身体的な衰え
④ 社会的な孤立
② 認知機能の低下。「cognitive」のコアイメージは「脳が情報を処理するプロセス全般」であり、直後に「memory(記憶)」「attention(注意力)」「decision-making(意思決定)」と知的処理に関わる具体例が並んでいることからも、②が最も自然。①感情・③身体・④社会的側面はいずれも「cognitive」の示す範囲とは異なる領域を指している。
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