fact
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
factのラテン語源はfactum(「なされたこと」)。つまり「現実世界で実際に起きた・存在する事柄」がコアイメージ。意見や推測ではなく、「実際にそうである」という客観的な現実を指す。だから「事実」と訳されるのはもちろん、「the fact that …(…という事実)」のように節を導いて「現実の状況」を示すこともある。また「in fact(実際には)」「as a matter of fact(実のところ)」のように、話し手が「現実を直視すると」と述べるニュアンスでも使われる。「言われていること」や「意見」とは対極にある、地に足のついた現実のイメージを持つとよい。
2意味一覧
-
名詞
事実・現実
「実際に起きた・存在する事柄」というコアイメージがそのまま「事実」という訳になる。意見や推測とは明確に区別される客観的な現実を指す。 -
名詞(the fact that節で)
…という事実・…ということ
「the fact that S V」の形で、「SがVであるという現実の状況」を名詞化する。「こういう現実がある」という具体的な事柄を示す。 -
名詞(in fact / as a matter of fact で)
実際には・実のところ
「現実を見ると」というコアイメージから、話し手が「予想や建前と異なる現実」を提示するときのフレーズとして機能する。
3例文
4よくある間違い・注意点
「fact」を「情報」や「知識」と混同しないこと。factは検証可能な客観的現実であり、単なる「知っていること」ではない。「I heard a fact」より「I know a fact」が自然なのも、確認された現実を「知る」というニュアンスのため。
「in fact」を「なぜなら」と誤訳しないよう注意。in factは「実際には・実のところ」と、現実を直視して前言を補足・修正・強調するときに使う表現で、becauseとは働きが異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| truth | truthは「真実・真理」で、道徳的・哲学的な「正しさ」のニュアンスを含む。factは客観的な「現実の出来事」に焦点を当てる。 |
| reality | realityは「現実・実態」全体を漠然と指す。factは個々の具体的な「事実・事柄」を指す点で、より限定的。 |
| evidence | evidenceは「証拠」で、何かを証明するために用いられる事実や情報を指す。factより目的指向で、主張の裏付けという色合いが強い。 |
対義語: fiction、opinion、myth
6派生語・関連語
-
factual
形容詞
事実に基づく・事実の -
factually
副詞
事実として・事実に基づいて -
factor
名詞
要因・要素(「現実を作り出すもの」の意から)
7コロケーション
- in fact(実際には・実のところ)
- the fact that節(…という事実)
- face the facts(現実を直視する)
8確認テスト
“She said she was busy, but in fact she just didn’t want to come.”
① 事実として
② そのため
③ 実のところ
④ 知っての通り
③「実のところ」が正解。in factは「表向きの言い訳(busy)とは異なる現実(just didn’t want to come)」を提示するときに使うフレーズ。factのコアイメージ「現実を直視すると」がそのまま現れており、「実際には・本当のところ」と訳すのが最も自然。①は直訳すぎて日本語として不自然、②はbecauseと混同した誤り、④は意味が異なる。
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