torment
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
tormentのコアイメージは「継続的・反復的に強烈な苦痛を与え続けること」。一度の打撃ではなく、逃げ場を与えず執拗に苦しめる感覚が根底にある。肉体的な痛みだけでなく、精神的な苦悩にも幅広く使われる。語源はラテン語の「torquere(ねじる・よじる)」で、ロープでじわじわと締め付けていく拷問装置(tormentum)が由来。この「ねじり・締め付け」のイメージが、心身を内側からじわじわと苦しめる感覚に重なる。動詞としても名詞としても使われ、「苦しめる行為・状態」そのものを指す。
2意味一覧
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動詞
(人・動物を)繰り返し苦しめる、いじめる、悩ませる
「じわじわと痛みを与え続ける」コアイメージがそのまま動作に反映される。一度きりではなく執拗に繰り返す点が重要。 -
動詞
(不安・後悔・疑念などが)(心を)さいなむ、苦悩させる
痛みを与えるのが「人」ではなく「感情・思考」である場合にも使われる。罪悪感や嫉妬が心をじわじわとねじり続けるイメージ。 -
名詞
激しい苦痛、苦悩、煩悶
行為だけでなく、その結果生じる「苦しみの状態」そのものも指す。心身に刻み込まれた持続的な痛みを表す。 -
名詞
苦しみの原因となるもの、悩みの種
「苦しめる存在・こと」として使われるケース。その人にとってのじわじわとした苦しみの源泉を指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
tortureと混同しやすいが、tortureは主に肉体的な拷問・激しい痛みを指すのに対し、tormentは精神的苦悩にも広く使われ、また「じわじわと繰り返す」ニュアンスが強い。be tormented byのように受動態で「〜に苦しめられる」という形も非常に頻出なので要注意。
動詞発音はtɔːrˈment(後ろにアクセント)、名詞発音はtˈɔɚment(前にアクセント)と、品詞によってアクセント位置が変わる点に注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| torture | 主に肉体的な拷問・激烈な痛みを指し、tormentより物理的・直接的なイメージが強い。精神的苦悩には使いにくい場合がある。 |
| tortures | 誤って類義語として挙げるケースがあるが、これはtortureの三単現形。 |
| agonize | 苦しむ側の主体的な苦悩・悶えを表す動詞。tormentは苦しめる側(外部の原因)に焦点があるのに対し、agonizeは苦しむ当事者の内的状態に焦点がある。 |
| harass | 繰り返し嫌がらせをする点は共通だが、harassは主に行動・言動による嫌がらせ・ハラスメントを指し、tormentほど深刻な精神的苦悩を含意しない。 |
対義語: comfort、soothe、relieve
6派生語・関連語
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torment
名詞
激しい苦痛、苦悩、苦しめるもの
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tormentor
名詞
苦しめる人、いじめっ子、拷問者 -
tormenting
形容詞
苦しめる、苦悩を与える、悩ましい
7コロケーション
- be tormented by guilt / doubt / memories(罪悪感・疑念・記憶に苦しめられる)
- mental torment(精神的苦悩)
- in torment(苦悩の中で)
8確認テスト
“Even years after the accident, he was tormented by the thought that he could have done something to prevent it.”
① 彼は事故を防げたという考えに安心していた
② 彼は事故を防ぐ方法について熱心に考え続けていた
③ 彼は事故を防げたはずだという思いに何年もさいなまれていた
④ 彼は事故のことをすでに忘れてしまっていた
③が正解。tormentedは「じわじわと繰り返し苦しめられる」コアイメージを持ち、ここでは後悔という感情が何年もの間、内側から心をねじり続けている状態を表している。be tormented byで「〜にさいなまれる」という受動的な精神的苦悩の表現として非常に頻出。①②④はこの「継続的な苦悩」のニュアンスをまったく捉えられていない。
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