happen
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
happenのコアイメージは「誰かが意図・計画したわけではなく、自然な流れの中で何かが起こる」こと。語源的にも「hap(運・偶然)」に由来し、「偶然性・自発性」が根底にある。だから「起こる・生じる」という意味では、出来事が誰かの意図なく自然発生するニュアンスを持つ。また「たまたま〜する(happen to do)」という用法も、「意図せず偶然そうなる」という同じコアイメージから生まれる。さらに「What happened to you?(どうしたの?)」のように、予期せぬ変化や結果を問う表現にも使われる。すべての用法に「計画外・自発的発生」という一貫したイメージが流れている。
2意味一覧
-
動詞
(出来事が)起こる、生じる
誰かが意図・計画したわけでなく、自然の流れの中で出来事が発生するイメージ。主語は必ず「出来事・物事」であり、人を主語にはとれない。 -
動詞
たまたま〜する、偶然〜である(happen to do)
「意図せず偶然そうなった」というコアイメージが直接表れた用法。「happen to know」なら「たまたま知っている」という自然発生的なニュアンスになる。 -
動詞
(人・物に)降りかかる、(〜に)何かが起こる(happen to +人)
「Something happened to him.(彼に何かが起きた)」のように、意図せぬ出来事が人・物に降りかかるイメージ。予期せぬ変化・事故・不運に使われることが多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
happenは必ず「出来事・物事」が主語になる。×「I happened at the park.」のように人を主語に「起こった」とは言えない。「happen to+人」の形でのみ人と結びつく。
happen to doの「to」をいつもの不定詞と同じに感じて訳し忘れがち。「I happened to know.」は「たまたま知っていた」であり、「知った」ではなく「偶然性」のニュアンスを必ず訳に反映させること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| occur | happenより改まった・書き言葉的な表現。偶然性のニュアンスは薄く、単に「発生する」という事実を述べるときに使われる。事件や現象を客観的に報告する場面に向く。 |
| take place | 「(予定・計画された)行事・出来事が行われる」という意味合いが強く、偶然性はない。「The ceremony took place yesterday.(式典が昨日行われた)」のように、準備された出来事に使う。 |
| arise | 問題・疑問・状況などが「(自然に)生じる・浮かび上がる」ニュアンス。happenより抽象的な事態に使われることが多く、「A problem arose.(問題が生じた)」のように課題・困難の発生に向く。 |
対義語: be planned、be arranged
6派生語・関連語
-
happening
名詞
出来事、ハプニング(予期せぬ出来事) -
happenstance
名詞
偶然の一致(やや文語的)
7コロケーション
- happen to do(たまたま〜する)
- happen to +人(〜に何かが起こる)
- What happened?(何が起きたの?)
8確認テスト
“She happened to have the exact amount of money needed.”
① 彼女はお金を持つことが起こった。
② 彼女はたまたまちょうど必要な額のお金を持っていた。
③ 彼女はお金を持つようにした。
④ 彼女はお金を持つことになっていた。
②。happen to doは「意図せず偶然そうなった」というコアイメージを持つ。この文では「計画したわけではなく、偶然にもちょうど必要な金額を持ち合わせていた」という自然発生的なニュアンスを表しており、「たまたま」が最も適切。①は直訳すぎて不自然、③はmake sure的なニュアンスで誤り、④はwas supposed toの意味になってしまう。
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