occur
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は17冊に掲載されています。
1コアイメージ
occur のコアイメージは「何かが(自然に・偶発的に)現れ出る」こと。ラテン語の ob-(前に)+ currere(走る)が語源で、「目の前に走り出てくる」感覚がある。出来事が人の意志とは無関係に「ふと現れる」ニュアンスが根底にある。だから「事故が起こる」のように外部の出来事が現れる場合にも、「アイデアが頭に浮かぶ」のように心の中に何かが現れる場合にも使える。また「ある場所・状況に存在する」という用法も、「その場に現れている状態」と捉えれば自然につながる。
2意味一覧
-
動詞
(出来事が)起こる、発生する
人の意志と無関係に、出来事が「目の前に現れ出る」イメージ。偶発性・自然発生のニュアンスが強い。 -
動詞
(考えなどが)ふと浮かぶ、思い浮かぶ
「it occurs to 人 that …」の形で、アイデアや考えが意識の中に「自然に現れ出る」感覚。意識的に考えたのではなく、ひらめくようなニュアンス。 -
動詞
(ある場所・条件に)存在する、見られる
生物・現象などがある特定の環境に「現れている(存在している)」ことを示す。学術・科学的文章でよく使われる用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
「occur」は自動詞なので目的語は取れない。× ‘The accident was occurred’ や × ‘occur an accident’ は誤り。happen も同様に自動詞。能動態のみで使う点に注意。
happen との混同に注意。occur は「予期しない・偶発的な出来事」に加え、学術的・フォーマルな文脈でも広く使われるのに対し、happen は日常的・口語的なニュアンスが強い。また「it occurs to 人 that …」(〜と気づく・浮かぶ)という構文は happen では代替できない重要表現。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| happen | 日常的・口語的で最も汎用的。「偶然起こる」ニュアンスが強いが、occur より文語性が低い。「it occurs to me that」のような「浮かぶ」用法はない。 |
| take place | 「(計画・予定された)出来事が行われる」ニュアンスが強く、意図的・組織的なイベントに使いやすい。偶発性のある事故などには不自然。 |
| arise | 問題・困難・必要性などが「生じる・浮上する」ニュアンス。抽象的な事態が「立ち上がってくる」感覚で、occur より問題やトラブルに特化した語。 |
対義語: cease、disappear
6派生語・関連語
-
occurrence
名詞
出来事、発生;(ある事象の)起こること
-
recur
動詞
再発する、繰り返し起こる(re-=再び) -
recurrence
名詞
再発、繰り返し
7コロケーション
- it occurs to 人 that … (〜ということが人の頭に浮かぶ)
- occur frequently / rarely (頻繁に/まれに起こる)
- occur naturally (自然に発生する・自然界に存在する)
8確認テスト
“It never occurred to him that she might be lying.”
① 彼は、彼女が嘘をついているかもしれないと一度も起こさなかった。
② 彼は、彼女が嘘をついているかもしれないとは決して予測しなかった。
③ 彼女が嘘をついているかもしれないということは、彼には一度も思い浮かばなかった。
④ 彼には、彼女が嘘をついているという出来事が起こらなかった。
③
「it occurs to 人 that …」は「(考え・気づき)が人の頭にふと現れ出る」というコアイメージからくる表現で、「〜ということが(人の)頭に浮かぶ」という意味。never が付いているため「一度も思い浮かばなかった」が最も自然。①は誤った直訳、②は意味は近いが「predict(予測する)」の訳に寄りすぎ、④は「occur to 人」の構文を無視している。
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