segment
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
segmentのラテン語の語源はsecare(切る)。つまり、何か大きなひとつの全体を「スパッと切ったときにできる一つ一つのピース」がsegmentのコアイメージだ。オレンジの房、円を分割した扇形、路線のある区間、社会のある層など――すべて「もともとひとつだったものが、境界によって切り分けられた一区画」という感覚が共通している。単に「部分」を表すpartと違い、segmentには「全体の中で明確に区切られている」というニュアンスが強く含まれる。数学の「線分」も、直線という無限の全体から切り取った有限の一区間だと考えると自然に理解できる。
2意味一覧
-
名詞
部分・区分(全体から明確に切り分けられた一区画)
大きな全体をスパッと切ったときの一区画というコアイメージがそのまま「部分・区分」という訳に対応する。 -
名詞
線分(幾何学:2点間で切り取られた直線の一部)
無限に続く直線を2点で「切り取った」有限の一区間。コアイメージの「切り分け」がそのまま当てはまる。 -
名詞
(オレンジ・グレープフルーツなどの)房・ひとふさ
柑橘類の果肉は自然に区切られた房に分かれており、まさに「切り分けられた一区画」そのもの。 -
名詞
(市場・顧客の)セグメント・層
市場全体を属性や行動で「切り分けた」一グループ。マーケティング・経済文脈では特に重要な用法で見落とされがちだが、コアイメージと完全に一致する。 -
動詞
(全体を)区分する・分割する
名詞のコアイメージをそのまま動詞化した形で「切り分ける行為」を表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
partとの混同に注意。partは「全体の一部」という緩やかな意味合いだが、segmentは「明確な境界によって切り分けられた区画」というニュアンスが強い。たとえばa part of my lifeは自然だが、a segment of my lifeは境界や区切りを強く意識した表現になる。
動詞用法を見落としやすい。例えばThe company segmented its customers by age.(会社は顧客を年齢で区分した)のように動詞としても頻出するので注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| part | 全体の「一部」を指す最も一般的な語で境界の明確さは問わない。segmentは明確に区切られた区画という意識が強い。 |
| section | 切断・断面のイメージが強く、新聞の「面」や組織の「部門」など比較的大きな区分に使う。segmentは境界による「切り分け」のコアが強い。 |
| portion | 全体から「割り当てられた取り分」というニュアンス。segmentのような境界による明確な切り分けよりも、配分・分け前のニュアンスがある。 |
| division | 分割という行為やその結果を指し、組織・軍隊の「部門・師団」などに使う。segmentより規模や公式性が高い印象。 |
対義語: whole、entirety
6派生語・関連語
-
segmentation
名詞
分割・区分(化);(マーケティング)セグメンテーション -
segmental
形容詞
区分の・区分に関する -
segmented
形容詞
区分された・分節状の
7コロケーション
- market segment(市場区分・市場セグメント)
- segment of society(社会の層・階層)
- segment customers / the market(顧客/市場を区分する)
8確認テスト
“The TV network analyzed which segment of the audience watches the late-night show.”
① 視聴者全体の番組表
② 視聴者全体のうちの特定の層
③ 視聴者に向けた宣伝区間
④ 視聴者の平均視聴時間
②「視聴者全体のうちの特定の層」が正解。segmentのコアイメージは「全体から明確に切り分けられた一区画」。ここでは視聴者という大きな全体を属性や行動で切り分けた「特定の層」を分析しているという文脈。①③④はいずれもsegmentのコアイメージ(切り分けられた区画)とかけ離れている。
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