chapter
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
chapterのコアイメージは「明確に区切られた、意味のあるひとまとまり」です。ラテン語のcaput(頭・先頭)に由来し、もともとは書物の各セクションの「見出し部分」を指していました。そこから「書物の章」という意味が生まれ、さらに「会や組織における一区切りの単位(支部・分会)」、そして「人生や歴史の中のひとまとまりの期間」へと意味が広がりました。どの用法にも共通するのは「全体の中の、境界線を持った独立したひとかたまり」というイメージです。本の章も、組織の支部も、人生のある局面も、すべて「全体の一部でありながら、それ自体で完結した区切り」を表しています。
2意味一覧
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名
(本・文書の)章
書物という全体の中で、境界線によって区切られた「ひとまとまりの内容単位」。コアイメージそのものの用法。 -
名
(団体・組織の)支部、分会
全国組織という全体の中で、地域ごとに区切られた「ひとまとまりの単位」。書物の章と同じ「全体の中の独立した区切り」というイメージ。 -
名
(人生・歴史における)一時期、一段落、ひとくだり
人生や歴史の流れを「書物」に見立て、その中のひとまとまりの期間を指す比喩的用法。「人生のある章が終わった」のように使う。 -
名
(会議・議論の)一区切り、議題
宗教的な会議(聖堂参事会など)で聖書の一章を読み上げたことに由来する歴史的用法で、議題のひとまとまりを指す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「支部」という意味を見落としがち。英文でa chapter of +組織名という形が出てきたら「章」ではなく「支部・分会」と訳すこと。例:a chapter of the Red Cross(赤十字の支部)
「人生の一章」という比喩的用法はとても頻出。a new chapter(新たな幕開け)、the final chapter(最終章)のように、「時期・段階」を指す場合は「章」より「局面・時期・ページ」と訳すほうが自然な日本語になることが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| section | 書物や文書の「節・セクション」。chapterより小さい単位を指すことが多く、組織の支部や人生の一時期という比喩的用法はほとんどない。 |
| episode | 人生や歴史の「ひとこま・挿話」。chapterが「まとまった期間や段階」を指すのに対し、episodeはより短い「出来事のひとこま」というニュアンスが強い。 |
| phase | 変化・発展の過程における「局面・段階」。chapterが書物の区切りという具体的イメージを持つのに対し、phaseは時間的な推移や変化に焦点を当てる。 |
| branch | 組織の「支部・支店」。chapterが同格の分会・地方組織を指すのに対し、branchは本部から枝分かれした「下部組織」というニュアンスが強い。 |
対義語: whole、entirety
6派生語・関連語
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chapter house
名
(大学の)フラタニティ・ソロリティの寮・集会所;(修道院の)参事会室
7コロケーション
- open a new chapter(新たな章を開く/新たな幕開けを迎える)
- chapter by chapter(章ごとに、一章ずつ)
- a local chapter of +組織名(〜の地方支部)
8確認テスト
The company’s bankruptcy marked the end of a glorious chapter in the city’s industrial history.
① この章
② 支部の閉鎖
③ 一時代・ひとつの節目
④ 議事録の一区切り
③ 「一時代・ひとつの節目」が正解。歴史の流れを書物に見立てた比喩的用法で、「区切られたひとまとまり」というコアイメージが人生・歴史の「一時期・一時代」を表している。「この章」と訳すと日本語として不自然になり、「支部の閉鎖」や「議事録」は文脈と合わない。
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