space
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
spaceのコアイメージは「何もない広がり」。物理的なものが存在しない、あるいは占有されていない「空き」の感覚が根底にある。部屋の「空間」も、駐車場の「場所」も、文字間の「間隔」も、そして果てしなく広がる「宇宙」も、すべて「何かが占めていない広がり」という点で共通している。日本語の「間(ま)」に近い感覚とも言える。また、時間的な「余裕・隙間」にも使われ、「a space of time(しばらくの間)」のように時間軸にも応用できる。英語のspaceは「そこに何かが入り得る、もしくは広がっている空き」という抽象的な広がりのイメージをひとつの単語で捉えている点が特徴的だ。
2意味一覧
-
名詞
空間・場所(物理的な空き)
「何も占有されていない広がり」がそのまま物理的な空間や場所の意味になる。部屋の中の空きエリアを指すときに使う。 -
名詞
間隔・すき間
ふたつのものの間にある「空き」がそのまま間隔・すき間の意味になる。文字間、列間など比較的小さなスケールでも使える。 -
名詞
宇宙(outer space)
地球の外に広がる「果てしない空き」=宇宙。無限に広がる「何もない空間」という点でコアイメージと完全に一致する。 -
名詞
(精神的・時間的な)余裕・ゆとり
「空き」が物理的な空間だけでなく、心や時間の中の「余白」にも転用される。I need some space.(少し一人にさせて)のように使う。 -
動詞
(一定の間隔を置いて)並べる・配置する
「空き=間隔」を意図的に作るという動作。evenly spaced(等間隔に並んだ)のように使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「宇宙」を表すとき、spaceはそれだけで「宇宙空間」を意味できるが(例:travel in space)、universeと混同しやすい。universeは「存在するすべてのもの(天体・物質・エネルギー)の総体」、spaceは「星と星の間にある何もない広がり」というニュアンスの違いがある。
roomとの使い分けに注意。roomも「空間・余地」を表すが、roomは「何かが入れるだけの余地があるか」という容量感覚が強く、不可算名詞で使われることが多い(例:There’s no room for doubt.)。spaceはより中立的・視覚的な「広がりの空き」を指す。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| room | 容量・収容力のある余地を強調。roomは不可算名詞で使われることが多く、「入る余地があるか」という観点が強い。 |
| area | ある目的や性質で区分けされた「区域・エリア」。境界や区画のニュアンスが強く、spaceより具体的な場所を指すことが多い。 |
| gap | ふたつのものの間の「すき間・断絶」に特化。spaceより小さく局所的な空きを指す。 |
| cosmos | 「宇宙」の意味に限定した類義語。秩序ある宇宙全体を詩的・哲学的に表す語で、spaceより文学的なニュアンスがある。 |
対義語: occupation(占有)、congestion(混雑・詰まり)
6派生語・関連語
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spacious
形容詞
広々とした(空間が十分にある)
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spacecraft
名詞
宇宙船 -
spacing
名詞
間隔の取り方・配置 -
spaceship
名詞
宇宙船(特に有人のもの)
7コロケーション
- outer space(宇宙空間)
- make space for ~(〜のために場所を空ける)
- personal space(個人の空間・パーソナルスペース)
8確認テスト
“After the breakup, he told her he needed some space.”
① 宇宙 ② 間隔 ③ 一人になる時間・距離 ④ 広い部屋
③「一人になる時間・距離」が正解。spaceのコアイメージ「空き・余白」が精神的・感情的な領域に転用された用法。交際相手に「距離を置きたい」と伝える定型表現で、物理的な場所でも宇宙でもなく、心の余白(ゆとり・距離)を求めているニュアンスを読み取ることが大切。
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