discriminate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は5冊に掲載されています。
1コアイメージ
discriminate のラテン語源は「dis-(分離)+ crimen(ふるいにかける)」。コアイメージは「ものをふるいにかけて細かく仕分けること」。対象を丁寧に観察し、違いを見極めて分類する行為を指す。この中立的な「区別・識別」の意味が根本にあり、そこから「差別」という否定的な意味が派生した。つまり「差別する」とは、人々を恣意的な基準でふるいにかけ、不当に仕分ける行為のこと。文脈次第でどちらの意味にもなるため、中立か否定的かを文脈で判断することが重要。
2意味一覧
-
動詞
(不当に)差別する
恣意的・不当な基準で人をふるいにかけて仕分けることが「差別」。discriminate against〜の形で使われる。 -
動詞
(物事の違いを)識別する・見分ける
ふるいにかけて区別を見極めるという中立的な使い方。「discriminate between A and B(AとBを見分ける)」の形が典型。 -
動詞
(審美眼・識別力をもって)区別できる
高い識別能力でものの違いをふるい分ける能力を指す。a discriminating palate(目の肥えた味覚)のように肯定的な文脈で使われることもある。
3例文
4よくある間違い・注意点
「差別する」のイメージが強すぎて、中立的な「識別する・見分ける」の意味を見落としがち。discriminate between A and B の形は「AとBを差別する」ではなく「AとBを見分ける」という意味なので注意。
distinguish との混同に注意。distinguish は「特徴をとらえて区別する」という客観的な認識寄り、discriminate は「ふるいにかけて仕分ける」というプロセス・判断力に焦点がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| distinguish | 「特徴をとらえて区別・識別する」という認識行為に焦点。discriminateよりも中立・客観的で「差別」の意味はない。 |
| differentiate | 「違いを明確にする・差異化する」という意味で、主に物事の差異化プロセスを指す。人への不当な扱いという意味はない。 |
| segregate | 人種・集団などを物理的に「隔離する」ことを指し、discriminate よりも具体的かつ強い否定的意味を持つ。 |
対義語: equalize、treat equally
6派生語・関連語
-
discrimination
名詞
差別;識別(能力)
-
discriminatory
形容詞
差別的な -
discriminating
形容詞
識別力のある・目の肥えた(肯定的ニュアンス) -
indiscriminate
形容詞
無差別な・見境のない
7コロケーション
- discriminate against〜(〜を差別する)
- discriminate between A and B(AとBを見分ける)
- racial / gender discrimination(人種差別・性差別)
8確認テスト
“A trained linguist can discriminate between dialects that sound identical to an untrained ear.”
① 訓練を受けた言語学者は、素人の耳には同じに聞こえる方言を差別することができる。
② 訓練を受けた言語学者は、素人の耳には同じに聞こえる方言を見分けることができる。
③ 訓練を受けた言語学者は、素人の耳には同じに聞こえる方言を無視することができる。
④ 訓練を受けた言語学者は、素人の耳には同じに聞こえる方言を学習することができる。
② 「discriminate between A and B」は「AとBを見分ける・識別する」という中立的な用法。ここでの discriminate は「ふるいにかけて違いを見極める」というコアイメージそのもの。①の「差別する」は discriminate against〜 の形で使われる否定的用法であり、between を伴うこの文脈には不適切。
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