abortion
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
abortionのコアイメージは「何かが完成・完遂される前に強制的に止めること」です。語源はラテン語のabortio(中途での消滅)で、ab-(離れて)+oriri(生まれる・起きる)から成ります。最も広く知られる「妊娠中絶」は、胎児が生まれる前に妊娠を終わらせるという意味でこのコアに一致します。ただしabortionは医療・政治・法律の文脈ではより広く、「計画・プロジェクト・ミッションの途中中止・失敗」を意味することもあります。宇宙開発で「ロケット打ち上げのアボート」と言えば同じ語です。「強制的・不本意に途中で終わる」という緊張感や否定的ニュアンスが共通して漂います。
2意味一覧
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名詞
妊娠中絶(人工的に妊娠を中止させること)
胎児が生まれる前に妊娠を強制的に中断させる行為で、「途中での強制的な中止」というコアイメージと直結します。医療・法律・倫理の文脈で最も多く使われます。 -
名詞
(計画・任務などの)途中中止・失敗・挫折
プロジェクトや作戦が完了する前に強制的に打ち切られることで、コアイメージ「完成前の強制中断」がそのまま適用されます。航空・軍事・ソフトウェア開発の文脈でよく使われます。 -
名詞
(生物)流産・早産(自然に胎児が死亡・排出されること)
自然な原因によっても「生まれる前に終わる」ことが起こり、その場合もabortionと呼ぶことがあります。現代英語ではmiscarriageが自然流産に多用されますが、医学用語としてabortionが使われることもあります。
3例文
4よくある間違い・注意点
abortionは必ずしも「人工妊娠中絶」だけを指すわけではありません。技術・軍事・プログラミングの文脈では「緊急中止・強制終了」を意味することを覚えておきましょう。文脈を無視して常に「妊娠中絶」と訳すと誤訳になります。
自然流産(miscarriage)とabortionを混同しないよう注意。医学英語ではspontaneous abortion(自然流産)とinduced abortion(人工妊娠中絶)と区別しますが、日常英語ではabortionは人工中絶を指すのが一般的です。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| termination (of pregnancy) | abortionよりも中立的・婉曲的な表現で、医療・行政の文書で好まれる。感情的・政治的ニュアンスを和らげたいときに使われる。 |
| miscarriage | 主に「自然流産」を指す。abortionが意図的・強制的な中断のニュアンスを持つのに対し、miscarriageは意図せず自然に起きたという含意が強い。 |
| cancellation | 計画や予定の「取り消し・キャンセル」を広く指す一般語。abortionほど緊急性・強制性・否定的ニュアンスは強くない。 |
対義語: birth、completion、full-term delivery
6派生語・関連語
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abort
動詞
(妊娠を)中絶する;(計画・任務などを)中止する・緊急停止する -
abortive
形容詞
失敗に終わった;不成功の(例:an abortive attempt「失敗に終わった試み」) -
abortionist
名詞
中絶手術を行う人(医師など);(否定的文脈で)違法中絶を行う者
7コロケーション
- have an abortion(中絶手術を受ける)
- abortion rights(中絶の権利)
- abort a mission(任務を中止する)
8確認テスト
“The launch was an abortion — the rocket failed just seconds after liftoff.”
① 妊娠中絶
② 完全な失敗・中止
③ 大成功
④ 予定通りの終了
② 完全な失敗・中止
【解説】この文はロケット打ち上げの文脈で、「発射直後に失敗した」という内容です。abortionのコアイメージ「完成前の強制的な中断・失敗」がそのまま現れています。ここでは妊娠とは無関係で、「計画が途中で崩れた・完全な失敗」という意味になります。abortionを常に「妊娠中絶」と訳すのは誤りで、文脈に応じて柔軟に読み取ることが重要です。
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