disgusting
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
disgustingの語源は「dis-(否定・逆)+ gustare(味わう)」。つまり「味わいたくない・受け付けない」という感覚が原点にある。単に「嫌い」というだけでなく、胃や喉がムカッとするような、身体の奥から湧き上がる生理的・道徳的な嫌悪感を表す。臭いや食べ物の見た目など感覚的なものから、人の行動・態度・社会現象など道徳的なものまで幅広く使えるのは、どれも「本能的に受け付けない」という同じコアイメージが働いているから。感情の強度が高く、日常会話ではかなり強い否定表現として機能する。
2意味一覧
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形容詞
(感覚的に)吐き気をもよおすような、むかつく
臭い・見た目・味などが「身体が受け付けない」状態を引き起こすとき、コアイメージが最も直接的に現れる用法。 -
形容詞
(道徳的・倫理的に)不快極まりない、ひどい、最低な
感覚だけでなく、人の言動や社会的事象に対しても「道徳的に受け付けない」という嫌悪感を込めて使われる。感情的な強さはむしろこちらの用法のほうが強いことも多い。 -
形容詞(口語)
(程度がひどくて)とんでもない、あきれるほどの
口語表現として、嫌悪感を超えて「あきれるほど〜だ」という誇張表現にも使われる。コアの「受け入れられない」感覚が強調の方向へ転じたもの。
3例文
4よくある間違い・注意点
「disgusting」と「disgusted」を混同しがちだが、disgusting は「(物・事が)嫌悪感を引き起こす」性質を表す形容詞、disgusted は「(人が)嫌悪感を抱いている」状態を表す形容詞。例:The food was disgusting.(料理がひどかった)/ I was disgusted by the food.(私はその料理に嫌悪感を覚えた)
「unpleasant(不快な)」と比べてdisgustingは感情の強度がはるかに高い。「unpleasant weather(あいにくの天気)」とは言えても「disgusting weather」と言うと、天気に対して生理的な嫌悪感を覚えている印象になり、やや大げさに響く。使う場面の感情的強さに注意すること。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| revolting | disgustingとほぼ同義だが、反乱(revolt)を語源に持ち「体が反乱を起こすほどの」という感覚がやや強い。やや書き言葉的。 |
| nauseating | 「吐き気(nausea)を引き起こす」という医学的・身体的ニュアンスが強く、道徳的文脈よりも感覚的文脈で使われやすい。 |
| repulsive | 「押しのける(repulse)ほどの」という語源から、人や見た目への嫌悪感に使われることが多く、人を形容する際はdisgusting より客観的・冷静な印象を与える。 |
| gross | 口語でdisgustingとほぼ同義だが、より砕けた表現。若者言葉的で、改まった場では使いにくい。 |
対義語: delightful、appealing、pleasant、attractive
6派生語・関連語
-
disgust
名詞・動詞
【名】嫌悪(感)、むかつき 【動】〜に嫌悪感を抱かせる
-
disgusted
形容詞 -
disgustedly
副詞
嫌悪感もあらわに、うんざりして
7コロケーション
- disgusting smell / odor(むかつくような臭い)
- absolutely / utterly disgusting(まったくもって最低な)
- find ~ disgusting(〜に嫌悪感を覚える)
8確認テスト
「I can’t believe he said that to her in public. It’s disgusting.」
① それは気持ち悪い。
② それは残念だ。
③ それは本当に最低だ。
④ それは少し不快だ。
正解:③「それは本当に最低だ。」
解説:この文では、人前での言動という道徳的文脈でdisgusting が使われている。感覚的な「気持ち悪い(①)」では文脈に合わず、「残念(②)」や「少し不快(④)」では感情の強度が足りない。disgustingは「道徳的に受け入れられない」という強い嫌悪感を表しており、「本当に最低だ」が最も自然。
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