emigrate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
emigrateのコアイメージは「自分が生まれ育った国・地域を出て、別の国へ永住目的で移り住む」こと。ラテン語の「e-(外へ)+migrare(移動する)」が語源で、「外へ向かう移動」がこの単語の核心にある。重要なのは、視点が「出発地(元いた国)」にあること。「ドイツへ引っ越した」ではなく「日本を出た」という感覚だ。単なる旅行や留学ではなく、永住・定住を目的とした本格的な国際移住を指す。対義語のimmigrateは「移動の視点が到着地にある」点で異なる(外から入ってくる)。
2意味一覧
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動詞(自動詞)
(永住のために)自国・故郷を離れて他国へ移住する
「外(e-)へ向かって移動する(migrate)」というコアそのまま。視点は出発地(元の国)側にある。 -
動詞(自動詞)
(比喩的に)ある環境・状況を去って別の場所・世界へ移る
コアイメージが拡張され、人だけでなく集団・文化・技術者などが「ある場・環境を離れる」文脈でも使われる。特に「頭脳流出(brain drain)」の文脈で登場することがある。
3例文
4よくある間違い・注意点
emigrate と immigrate の混同に注意。emigrate は「出る側(出国)」、immigrate は「入る側(入国)」。同じ人の移住でも、日本人がカナダへ移住する場合、日本の視点では「emigrate from Japan」、カナダの視点では「immigrate to Canada」となる。
emigrate は基本的に自動詞なので「emigrate to(行き先)」「emigrate from(出発地)」の前置詞とセットで覚えること。「emigrate Germany」のように直接目的語を取る使い方は誤り。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| immigrate | 「到着地の視点」で入国・定住すること。同じ移住でも視点が逆。immigrate to Canadaは「カナダに入ってくる」感覚。 |
| migrate | 鳥の渡りや季節移動など、必ずしも永住目的でない「移動」全般に使う。emigrateより広く、より中立的。 |
| relocate | 仕事の転勤など、必ずしも国をまたがない「移転・引っ越し」にも使えるより広い語。emigrateほど「故国を離れる」重みはない。 |
対義語: immigrate、repatriate(帰国する)
6派生語・関連語
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emigrant
名詞・形容詞
移住者(自国を出た人)、移住(者)の -
emigration
名詞
(国外への)移住、出国;移住者数 -
émigré
名詞
(政治的理由などで)亡命・移住した人(フランス語由来、フォーマルな文脈で使用)
7コロケーション
- emigrate to + 国名(〜へ移住する)
- emigrate from + 国名(〜を離れて移住する)
- emigrate in search of a better life(より良い生活を求めて移住する)
8確認テスト
“After years of political turmoil, thousands of citizens were forced to emigrate.”
① 国内で難民として生活することを強いられた
② 政府によって国外追放された
③ 自国を離れて他国に移住することを余儀なくされた
④ 国内の別の地域へ避難することを強いられた
③
解説:emigrateのコアは「故国の外へ向かって出る=他国へ永住移住する」こと。①は移住ではなく国内待機、②のdeportation(強制送還)とは異なり本人の意思的側面もある、④は国内移動でありemigrateは国をまたぐ。「自国を離れて他国に移住」という③がコアイメージと完全に一致する。
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