flip
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
flipのコアイメージは「軽い力で素早くパチンとはじく・ひっくり返す」こと。重い力でゆっくり動かすのではなく、指先や手首のスナップを利かせた瞬発的な動作が根底にある。パンケーキをひっくり返す、コインを弾いて回す、ページをパラパラめくる、スイッチをパチッと切り替えるなど、いずれも「素早く反転・弾く」という共通イメージで説明できる。感情が「かっとなる」も、精神状態が一瞬でパチンと反転するイメージの比喩的拡張。このスピード感と軽さこそがflipの本質で、重くゆっくりな動作には使われない。
2意味一覧
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動詞
ひっくり返す・裏返す
「素早くパチンと反転させる」コアイメージそのまま。パンケーキや紙など平たいものを一瞬で表裏逆にする動作。 -
動詞
(指などで)はじく・弾き飛ばす
指先でパチンと弾く瞬発的な動作がコアイメージと直結。コインを親指で弾いて空中に飛ばすなどが典型。 -
動詞
ぱらぱら(と)めくる
ページを軽くすばやく次々とはじくように動かすイメージ。一枚一枚丁寧にではなく、素早くめくり流す感覚。 -
動詞
(感情が)かっとなる・キレる(flip out)
精神的に「パチン」とスイッチが入り、平常状態から一瞬で興奮・怒り状態に反転するイメージの比喩。 -
動詞
(スイッチ・チャンネルなどを)パチッと切り替える
スイッチをパチンと押して状態を反転させる動作。「flip a switch(スイッチを入れる)」「flip channels(チャンネルをパチパチ変える)」など。 -
形容詞
軽率な・不真面目な
「軽く弾く」イメージが転じて、深く考えずに軽々しく振る舞う態度を表す。
3例文
4よくある間違い・注意点
「ひっくり返す」の場面でturnと混同しがち。turnは単に「回す・向きを変える」でスピード感は問わないが、flipは軽快さ・瞬発性が伴う。重い岩をゆっくり転がす場合はturnやrollを使い、flipは使えない。
「ページをめくる」でturnを使いがちだが、flipはturn(丁寧に1枚ずつ)と異なり「ぱらぱら流す」ニュアンスが強い。目的があってめくる場合はturn the page、流し読みはflip through。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| turn over | 「ひっくり返す」意味では意味が重なるが、スピード感や軽さのニュアンスはなく、より中立的・一般的な表現。 |
| flick | 「指先ではじく」場面で近いが、flickは光や影・視線など非常に軽い接触にも使う。flipより動作の対象が小さく軽い傾向がある。 |
| toss | 「コインを投げる」場面で近いが、tossは放り投げる動作全般を指す。flipはスナップを利かせた回転・反転に焦点がある。 |
対義語: hold steady、keep still
6派生語・関連語
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flip-flop
名詞・動詞
(名)ビーチサンダル;(動)意見・方針をころころ変えること(パチパチ反転するイメージ) -
flipper
名詞
ひれ(魚や水生動物がパタパタはじくように動かす部位);フリッパー(スキューバダイビング用の足ひれ) -
flippant
形容詞
軽率な・不真面目な(軽くはじくような言動のイメージ)
7コロケーション
- flip a coin(コインを投げて決める)
- flip through ~(〜をぱらぱらとめくる・流し見る)
- flip out(かっとなる・激しく興奮する)
8確認テスト
I was just flipping through the channels when I stumbled upon an amazing documentary.
①チャンネルを壊しながら
②チャンネルをゆっくり調べながら
③チャンネルをパチパチと変えながら
④チャンネルを一つに固定しながら
③が正解。flipのコアイメージは「軽くすばやく弾く・切り替える」こと。flip through channelsはチャンネルをパチパチと素早く変えていく動作を指す。①は意味が全く違い、②はゆっくりという点がflipのスピード感と矛盾する。④はflipの「反転・切り替え」イメージと逆。
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