breed
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
breedのコアイメージは「ある目的のもとに命や状況を意図的に生み出し、育てていく」というプロセス全体にある。動物の飼育・繁殖はその典型だが、このイメージは人間や抽象的なものにも広がる。「悪条件がある感情や問題を生み出す」「ある環境が特定の性質の人間を育てる」という使い方もこのコアから来ている。さらに名詞としては「そうして生み出された種・品種・タイプ」を指す。単なる自然発生ではなく、何らかの力が働いて意図的・継続的に産み出されるというニュアンスが根底にある。
2意味一覧
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動詞
(動物を)繁殖させる、飼育する
目的をもって動物を管理し命を生み出し続けるというコアイメージの最も直接的な表れ。 -
動詞
(動物・人が)子を産む、繁殖する
生物が次世代を生み出す行為そのものを指し、「意図的に生み出す」プロセスが自然界の繁殖にも当てはまる。 -
動詞
(感情・問題などを)生み出す、引き起こす
悪環境や状況が問題・感情を「育てるように生み出す」イメージ。例:Poverty breeds crime.(貧困は犯罪を生む) -
動詞
(ある性格・能力を持つ人を)育てる、養成する
環境や教育が人間の資質を意図的に形成していくというコアイメージ。 -
名詞
(動物の)品種;(人の)タイプ、種
繁殖・飼育によって意図的に生み出された「種・型」というコアイメージの名詞形。
3例文
4よくある間違い・注意点
breedは「意図的・継続的に生み出す」ニュアンスが強いため、自然発生的な出来事にはgenerateやcauseの方が自然な場合がある。また、raise(育てる)と混同しやすいが、raiseは既に生まれたものを世話して大きくすることに焦点があるのに対し、breedは繁殖・生み出すプロセス自体に重点がある。
名詞のbreedは「犬の品種」など動物に使うのはわかりやすいが、「a new breed of entrepreneur(新しいタイプの起業家)」のように人間のタイプを表す比喩的な用法も重要。見落としがちなので要注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| raise | 生まれた後の「育てる・世話をする」ことに焦点。breedのような「繁殖・生み出す」プロセスは含まない。 |
| cultivate | 植物・才能・関係を丁寧に育てるニュアンス。breedより計画的・長期的なイメージが強く、主に抽象的なものに使われる。 |
| generate | 感情・問題を「生み出す」点でbreedに近いが、より無機質・機械的なニュアンス。breedは「育てるように生み出す」温度感がある。 |
| reproduce | 生物が繁殖することを指すが、科学的・中立的なトーン。breedは管理・目的意識が伴う点で異なる。 |
対義語: destroy、eradicate
6派生語・関連語
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breeder
名詞
ブリーダー、繁殖業者;繁殖する動物 -
breeding
名詞
繁殖、飼育;(人の)育ち、品格・教養 -
well-bred
形容詞
育ちの良い、礼儀正しい -
inbred
形容詞
近親交配の;生まれつき備わった
7コロケーション
- breed contempt(軽蔑を生む)― Familiarity breeds contempt.(慣れ親しみは侮りを生む)
- breed dogs / horses(犬/馬を繁殖させる)
- a rare breed(稀有なタイプ、珍しい品種)
8確認テスト
Long working hours and poor management breed frustration among employees.
① 従業員の不満を飼育する
② 従業員の不満を生み出す
③ 従業員の不満を取り除く
④ 従業員の不満を観察する
② 従業員の不満を生み出す。breedは動物の繁殖だけでなく、「劣悪な環境が問題や感情をじわじわと育てるように引き起こす」というコアイメージを持つ。長時間労働や管理の悪さという「悪条件」が不満という「感情」を意図的に育てるように生み出しているというニュアンスを的確に表している。
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