owe
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
oweのコアイメージは「ある人に対して、何かを差し出す義務・責任が自分の側にある」という状態です。借りたお金を返す義務があるときも、誰かの助けによって今の自分があるとき(つまりその人に感謝・恩を差し出す義務があるとき)も、このコアイメージで一貫しています。日本語では文脈に応じて「借りている」「負っている」「〜のおかげである」など異なる訳語になりますが、根底にあるのは「相手に向けて何かが流れるべき状態」という一方向の負債的な関係性です。金銭に限らず、説明・感謝・忠誠心なども目的語になれることを押さえておきましょう。
2意味一覧
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動
(金銭・物を)借りている、返す義務がある
お金や物が相手に差し出されるべき状態にある、というコアイメージそのもの。owe A B で「AにBを借りている」という形が基本。 -
動
(恩・感謝などを)負っている、〜のおかげである
金銭ではなく「感謝」や「恩」を相手に差し出す義務がある状態。I owe you one の「one」は「お返し一つ」を意味し、借りを作った感覚を表す。 -
動
(成功・特質などを)〜に帰すべきである、〜によるものだ
owe A to B で「AはBのおかげだ」という構文。成功や特質がBという源泉から差し出されてきた、という因果関係をoweで表現する。見落とされがちだが入試頻出。 -
動
(説明・謝罪などを)する義務がある
「あなたに説明を差し出す義務が私にある」という道義的な負債。You owe me an explanation. のように、謝罪や説明が差し出されるべき義務としてoweで表現される。
3例文
4よくある間違い・注意点
owe A B(AにBを借りている)とowe A to B(AはBのおかげだ)の構文を混同しやすい。「I owe my life to you.(命はあなたのおかげです)」と「I owe you my life.(あなたに命を借りている)」は意味は同じでも語順が違うので注意。
borrowとの混同に注意。borrowは「借りる」という行為・動作を表すが、oweは「差し出す義務がある」という状態を表す。×I owe a book from the library. ではなく ○I borrowed a book from the library. / I owe the library a book.
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| be indebted to | よりフォーマルで書き言葉的。「深く恩義を感じている」という強い感謝や負債のニュアンスが前面に出る。oweより感情的な重みが大きい。 |
| be obligated to | 「義務・法的責任がある」というニュアンスが強く、外部から課された義務感が中心。oweは金銭・恩どちらにも使えるが、こちらはより義務の側面を強調。 |
| attribute A to B | 「AをBに帰する」という意味でowe A to Bと似た文脈で使われるが、こちらは原因・理由の帰属を示す客観的な表現で、負債的なニュアンスはない。 |
対義語: repay、pay back、be owed(受け取る側)
6派生語・関連語
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owing
形容詞
未払いの、支払うべき -
owing to
前置詞句
〜のせいで、〜のために(原因・理由を表す。due toとほぼ同義)
7コロケーション
- owe A an apology(Aに謝罪する義務がある)
- owe A to B(AはBのおかげだ)
- owe money(お金を借りている)
8確認テスト
“He owes his remarkable memory to his daily reading habit.”
① 彼は驚くべき記憶力を毎日の読書習慣に使っている。
② 彼の驚くべき記憶力は毎日の読書習慣のおかげだ。
③ 彼は驚くべき記憶力を毎日の読書習慣に借りている。
④ 彼は毎日の読書習慣に驚くべき記憶力を教えた。
正解は②。owe A to B は「AはBのおかげだ・AをBに帰すべきだ」という構文。「記憶力(A)」が「読書習慣(B)」から差し出されてきた、というoweのコアイメージが「〜のおかげ」という訳に自然につながる。①・③・④は語順や意味を誤解した訳。
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