sail
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は4冊に掲載されています。
1コアイメージ
sailの根底にあるイメージは「帆(sail)を使って風の力を借り、水面を滑らかに、ほぼ抵抗なく進む」こと。エンジンでゴリゴリ進むのではなく、自然の力に乗って優雅に動くニュアンスが核心にある。だから「航海する・出航する」という基本義はもちろん、「すいすいと通り過ぎる・楽々とこなす」という意味にも広がる。人が部屋に堂々と滑り込む様子、試験をらくらく通過する様子などにも使われるのは、このコアイメージ──摩擦なく流れるように移動する──があるからだ。
2意味一覧
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動詞
航海する、帆船で進む
帆を張って風の力で水面を進む、まさにコアイメージそのものの用法。 -
動詞
出航する、船出する
船が港を離れ、風をつかんで動き始める瞬間を指す。「出発する」よりも優雅で意図的なニュアンスがある。 -
動詞
(船で)渡る、横断する
帆走することで海や川を「すいすいと渡りきる」という移動の完了に焦点を当てた用法。 -
動詞
すいすいと進む、颯爽と移動する(比喩)
摩擦なく滑らかに進むコアイメージが人や物の動きにも転用され、「sail into a room(部屋にさっそうと入ってくる)」や「sail through an exam(試験をらくらく通過する)」のように使われる。 -
名詞
帆;帆船の航行
動詞のコアを支える道具・行為そのもの。”set sail”(船出する)のように慣用句でも重要。
3例文
4よくある間違い・注意点
sailは「帆船・ヨットで進む」ことが原義なので、モーターボートや蒸気船の場合はcruiseやsteamの方が自然。ただし現代英語では広く「航行する」にも使われるため、文脈で判断すること。
sail through〜(〜をらくらく通過する)という比喩用法を知らないと、「試験を航海した?」と誤解してしまう。コアイメージ(滑らかに進む)を押さえていれば自然に意味が取れる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| navigate | 技術的・計画的に進路を定めて「操縦・航行する」ニュアンスが強く、sailの「風に乗って優雅に進む」という自然さ・流れやかさは薄い。 |
| cruise | ゆっくり・のんびりと(主にモーター船で)移動するイメージ。sailより動力の種類を問わず使え、観光目的の「クルーズ」にも使われる。 |
| voyage | 主に名詞で「長い航海・旅」の意味。sailより旅全体の長さ・重大さを強調する。 |
| glide | 「滑らかに滑る」という点でsailの比喩用法と近いが、空中・氷上・地上など水以外の場面でも広く使われる。 |
対義語: anchor(錨を下ろす、停泊する)、dock(入港する、接岸する)
6派生語・関連語
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sailor
名詞
船員、水夫、セーラー -
sailing
名詞・形容詞
航海(すること)、セーリング;「plain sailing(順調な進み具合)」のような慣用表現でも使われる -
sail
名詞
帆;「set sail(船出する)」「under sail(帆を張って)」など慣用句が重要
7コロケーション
- set sail for〜(〜に向けて船出する)
- sail through〜(〜をらくらく通過・突破する)
- sail into〜(〜にさっそうと入る/〜に乗り込む)
8確認テスト
“She sailed through the job interview and got an offer the same day.”
① 彼女は就職面接を船で横断し、その日のうちに内定をもらった。
② 彼女は就職面接をあっさりこなし、その日のうちに内定をもらった。
③ 彼女は就職面接に遅刻したが、その日のうちに内定をもらった。
④ 彼女は就職面接で泣き崩れたが、その日のうちに内定をもらった。
② 「sail through〜」は「摩擦なくすいすいと進む」コアイメージの比喩用法で、「〜を難なく/らくらく通過する」を意味する。①は文字通りに取りすぎた誤り。コアイメージを理解していれば、船と関係のない文脈でも自然に意味を推測できる。
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