faithful
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
faithfulの語根はfaith(信仰・信頼・約束)。faithfulとは「faithに満ちている」状態、つまり「約束や信頼・絆に対して揺らがずに寄り添い続けること」がコアイメージ。人への忠誠・貞節さ、神への信仰、原文への忠実さ、どの意味も「元の対象から離れず、ブレずに寄り添い続ける」という共通のエッセンスから生まれている。日本語の「忠実」「誠実」「正確」「貞節」はどれも別々の単語に見えるが、faithfulにとっては「元の対象・約束・真実から離れない」という一つのコアから自然と生まれる表れ方に過ぎない。
2意味一覧
-
形容詞
忠実な、誠実な(人・動物に対して)
人や主君との信頼・絆というfaithから離れず寄り添い続ける様子。裏切らない、いつでもそこにいるというニュアンス。 -
形容詞
貞節な、一途な(配偶者・恋人に対して)
愛の誓い・約束(faith)を守り続け、他の相手に心が向かないこと。「配偶者に対してfaithful」という表現が英語では特に頻出。 -
形容詞
正確な、忠実な(原文・事実・記録に対して)
原文や事実という「元の対象」からブレず、そのまま再現・反映している状態。「原作に忠実な翻訳」のような使い方。 -
形容詞
(宗教的に)信仰に厚い、敬虔な
神や教えへの信仰(faith)を揺るぎなく守り続けること。名詞として「the faithful(信者たち)」という形も頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
「faithful=忠実な」と一語一義で覚えると、恋人への「貞節な」や翻訳での「正確な」という文脈で意味が取れなくなる。「元の対象・約束・真実から離れない」というコアイメージで覚えることで、どの文脈でも自然に意味が導ける。
loyal との混同に注意。loyalは「組織・国・主義など大きな対象への義理立て」のニュアンスが強く、政治的・社会的文脈で使われやすい。faithfulはより個人的・感情的な絆(愛・神・約束)に寄り添う場面で使われることが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| loyal | 国家・組織・主義など社会的・抽象的な対象への義理堅さを強調。faithfulより公的・政治的なニュアンスが強い。 |
| devoted | 全身全霊を捧げるほどの献身的な愛着を強調。faithfulより能動的・情熱的な響きがある。 |
| true | 誠実さや本物であることの強調。「true to one’s word(約束を守る)」のように使われるが、faithfulほど「継続的に寄り添う」ニュアンスは強くない。 |
対義語: unfaithful、disloyal、treacherous
6派生語・関連語
-
faith
名詞
信仰、信頼、約束(faithfulの語根)
-
faithfully
副詞
忠実に、誠実に、正確に(Yours faithfullyは英国式ビジネスレターの結び) -
faithfulness
名詞
忠実さ、誠実さ、正確さ -
unfaithful
形容詞
不誠実な、不貞の、不正確な
7コロケーション
- faithful to one’s promise(約束に忠実な)
- faithful companion(忠実な仲間・相棒)
- faithful translation(原文に忠実な翻訳)
8確認テスト
“The film is a faithful adaptation of the original novel.”
① その映画は原作小説の忠実な翻案だ。
② その映画は原作小説の大胆な改変だ。
③ その映画は原作小説の誠実な批評だ。
④ その映画は原作小説の貞節な復元だ。
①が正解。この文脈でのfaithfulは「原文・原作という元の対象から離れない=正確に・忠実に再現している」というコアイメージ。人への「忠実」ではなく、原作に対して「ブレずに寄り添っている」という意味。③の「誠実な批評」や④の「貞節な復元」は日本語として不自然で、faithfulのコアイメージを別の文脈と混同したもの。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。