faith
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は18冊に掲載されています。
1コアイメージ
faithのコアイメージは「目に見えない、証明できないものに対して心を委ねること」です。beliefやtrustと異なり、faithは合理的な根拠や証拠がなくても(あるいはそれを超えて)「この人・この存在・この価値は間違いない」という確信を指します。宗教的な「信仰」から人間関係の「信頼」まで、文脈は変わっても「疑わずに委ねる心のあり方」という核心は一貫しています。だから政治家への「信頼」にも神への「信仰」にも同じ単語が使われるのです。日本語の「信」という一字に近いイメージを持つと理解しやすいでしょう。
2意味一覧
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名詞
信頼・信用(人や組織に心を委ねること)
証拠や契約ではなく「心の委ね」で成り立つ関係性を指す。人物・制度・約束などに対して使われる。 -
名詞
信念・確信(価値観や考えを疑わずに信じること)
論理的証明なしに「これが正しい」と心を決めている状態。idealやprinciple(原則)に対して使われることが多い。 -
名詞
信仰・宗教(神や超越的な存在への帰依)
目に見えない神・教義に対して心を委ねる行為。コアイメージが最も純粋に現れる使い方。 -
名詞
誠実さ・約束を守る姿勢(keep faith / break faith の形で)
「faith=委ねられた信頼」を守ること・壊すことを動詞とセットで表現する。日本語の「義理を果たす/裏切る」に近い。
3例文
4よくある間違い・注意点
faithとtrustは日本語ではどちらも「信頼」と訳されがちですが、trustは「実績・根拠に基づく信頼」、faithは「証拠を超えた心の委ね」という違いがあります。I trust him because he’s never lied.(実績ベース)に対し、I have faith in him even though others doubt him.(逆境の中での信頼)のように使い分けましょう。
in good faith(誠意をもって・善意で)という熟語は試験頻出ですが、「信仰」のイメージが強いと見落としやすい。「信頼・誠実さ」という意味が生きたフレーズです。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| trust | 実績・経験・根拠に基づく信頼。faithより合理的・現実的なニュアンス。 |
| belief | 「〜であると思う・考える」に近く、感情的な委ねよりも知的・認知的な確信を指す。faithほど感情的・宗教的含意はない。 |
| confidence | 「自信・確信」で、能力や結果への見通しに基づく。faithのような感情的な委ねや宗教的含意はない。 |
| devotion | 信仰・献身の意で faithに近いが、行動や時間を捧げる実践的な側面が強い。 |
対義語: doubt、distrust、skepticism
6派生語・関連語
-
faithful
形容詞
忠実な・信頼できる・(宗教的に)信仰心の厚い
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faithfully
副詞
忠実に・誠実に(Yours faithfully:英国式手紙の結びの言葉) -
faithless
形容詞
不誠実な・裏切りの・信仰心のない -
unfaithful
形容詞
不貞な・不誠実な(特に婚姻関係での裏切りに使われることが多い)
7コロケーション
- have faith in 〜(〜を信頼する・〜に信念を持つ)
- in good faith(誠意をもって・善意で)
- lose faith in 〜(〜への信頼/信仰を失う)
8確認テスト
“The doctor acted in good faith, but the treatment turned out to be ineffective.”
① 信仰心を持って
② 善意で・誠意をもって
③ 信念を曲げずに
④ 忠実に従って
②「善意で・誠意をもって」が正解。in good faithは「相手を欺く意図なく、誠実な気持ちで」という慣用表現。faithの「心を委ねる・誠実さ」というコアイメージがgoodと組み合わさり、「やましい意図のない誠実な行動」を表す。①の「信仰心」はfaithの宗教的用法であり、この文脈には不自然。
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