lag
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
lagのコアイメージは「他のものや期待されるペースに対して後ろに取り残されていく感覚」です。単に「遅い」というだけでなく、本来ついていけるはずなのに徐々に差が開いてしまう、という継続的・動的なプロセスを含みます。「のろのろ歩く」は物理的に後れを取ること、「衰える」は勢いや活力が落ちて他に置いていかれること、そして技術分野でよく使われる「通信遅延」(ラグ)も、データが期待されるタイミングより遅れて届くことで、すべて同じ根っこから派生しています。「追いつけないほどではないが、じわじわ遅れている」というニュアンスが核心です。
2意味一覧
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動詞
(他より)遅れる、後れを取る
本来のペースやグループから後ろに取り残されていく感覚。「lag behind」の形でよく使われ、差がじわじわ広がるイメージ。 -
動詞
のろのろ歩く、もたもたする
物理的に他者のペースについていけず後ろに取り残される状態。歩行だけでなく行動全般が遅い場合にも使う。 -
動詞
(勢い・活力が)衰える、落ちる
以前のペースや水準から後退していく感覚。景気・需要・関心などが期待値を下回って落ちていく文脈で使われる。 -
名詞
(時間的な)遅れ、ズレ;〔IT〕ラグ(通信遅延)
「本来届くべきタイミング」と「実際に届くタイミング」のギャップがコアイメージそのもの。time lag(タイムラグ)、jet lag(時差ぼけ)などの複合語も同じ発想。
3例文
4よくある間違い・注意点
「lag」は単に「遅い(slow)」ではなく、「他と比べて差が開いていく・取り残されていく」という相対的・動的なニュアンスが肝心。lag behindの形で使うことが多いので、前置詞behindとのセットで覚えると実戦的。
名詞のjet lag(時差ぼけ)やtime lag(タイムラグ)はカタカナ語として定着しているが、その「ズレ・遅延」という意味がlagのコアイメージと直結していることを意識しておくと応用が利く。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| fall behind | lagより結果としての「遅れた状態」に焦点が当たり、やや口語的。lagは「じわじわ差が開く過程」を描写する。 |
| trail | 競争や追跡で後ろをついていくイメージ。差があっても追いかけている積極性が含まれ、lagの「置いていかれる受動的感覚」とは微妙に異なる。 |
| linger | 後ろに残るのは同じだが、「名残惜しくてその場にとどまる」意味合いが強く、意図的なニュアンスがある。lagは意図せず遅れるイメージ。 |
| delay | 明確な「停止・中断による遅れ」を指すことが多く、原因がはっきりしている。lagはじわじわ差が生まれる継続的なプロセス。 |
対義語: lead、advance、keep up
6派生語・関連語
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lagging
形容詞/現在分詞
遅れをとっている、低迷している -
time lag
名詞(複合語)
タイムラグ、時間的なズレ・遅延 -
jet lag
名詞(複合語)
時差ぼけ(飛行機移動による体内時計のズレ) -
laggard
名詞/形容詞
のろま、ぐずな(人);遅れをとっている
7コロケーション
- lag behind ~(〜に遅れをとる、〜より後れを取る)
- time lag(タイムラグ、時間的遅延)
- jet lag(時差ぼけ)
8確認テスト
“Investment in rural infrastructure continues to lag behind that in urban areas.”
① 農村部のインフラ投資は都市部のそれより活発に進んでいる
② 農村部のインフラ投資は都市部のそれに遅れをとったままだ
③ 農村部のインフラ投資は都市部のそれと同じペースで進んでいる
④ 農村部のインフラ投資は都市部のそれより先行している
② lag behindのコアイメージは「基準となるものより後ろに取り残される」こと。urban areas(都市部)のペースを基準として、rural(農村部)の投資がその水準に追いつけていない「遅れ・格差」を表している。①③④はいずれもlagのニュアンスと逆または無関係。
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