net
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
netの根底にあるイメージは「すべての差し引きが終わった後に残るもの」です。語源はラテン語のnitidus(きれいな・純粋な)に遡り、「不純物やノイズを取り除いた、本当に残るもの」というコアがあります。魚を捕る「網(net)」も、水という余分なものをすべて除いて魚だけを残す道具ですね。形容詞として使うと、税金・経費・手数料などあらゆる控除を済ませた後の「純粋な」数値を指します。だから「正味の」「純〜」という訳になるわけです。さらに転じて「最終的な・結局の」という意味も生まれました。すべての要因を差し引いた後に残る結論、という流れです。
2意味一覧
-
形容詞
正味の、純〜(税・費用などを差し引いた後の)
経費・税金などの「余分なもの」をすべて取り除いた後に残る、純粋な数値を指す。net incomeなら「手取り収入」がその典型。 -
形容詞
最終的な、結局の
すべての要因や議論を差し引いた後に残る「最終的な結論・効果」を指す。the net result(最終結果)のように使う。 -
名詞
網、ネット
水という余分なものを除いて獲物だけを残す「網」もコアイメージと一致する。インターネット(the Net)もこの意味の派生。 -
動詞
(差し引き後に)〜を手に入れる、純益として得る
すべての費用を差し引いた後に「純粋に残る」ものを得る、というコアがそのまま動詞化した用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
grossと混同しやすい。gross(グロス)は控除前の「総〜」(gross income=総収入)で、net(ネット)は控除後の「純〜」(net income=純収入・手取り)。対で覚えておくとビジネス英語で即役立つ。
「ネット」というカタカナ語は日本語では「インターネット」の意味で定着しているが、英語のnetは形容詞・動詞としても重要。大学受験では形容詞用法が問われることが多いので見落とさないようにしよう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| gross | grossは控除前の「総・グロス」を意味し、netとは正反対の概念。gross profitとnet profitは対義語として使われる。 |
| final | finalも「最終的な」を意味するが、単純に「最後の」という時間的順序を指す。netは「差し引きの結果として残った」というプロセスのニュアンスが強い。 |
| clear | clearも「純〜・正味の」の意味を持つ(clear profit=純益)が、netほど専門的・技術的なニュアンスはなく、日常会話的。 |
対義語: gross(総〜、控除前の)、brute(粗〜)
6派生語・関連語
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network
名詞・動詞
網の目状のつながり・ネットワーク;人脈を作る
-
internet
名詞
インターネット(inter-+net:網の間をつなぐもの) -
netball
名詞
ネットボール(バスケットボールに似た球技)
7コロケーション
- net income / net profit(純収入・純利益)
- net worth(純資産)
- net result(最終結果)
8確認テスト
“After years of debate, the net effect of the new policy was a slight improvement in air quality.”
①網状の効果
②正味の・最終的な効果
③インターネット上の効果
④明らかな効果
②「正味の・最終的な効果」が正解。長年の議論(さまざまな要因)をすべて差し引いた後に残った「結論としての効果」というコアイメージが表れている。net effectは「最終的な効果」「正味の効果」を意味するビジネス・学術頻出表現。①③はnetの別の意味(網・インターネット)を混同した誤答。④のclearと混同しやすいが、netは「差し引きプロセスを経た結果」という含意が重要。
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