antipathy
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
antipathyは、ギリシャ語の「anti(反対)」+「pathos(感情・感受性)」から来ており、感情レベルで「相手と真逆の方向を向いている」状態を表す。単なる「嫌い」よりも、説明しづらいほど根深く、感情や気質のレベルで「そりが合わない」「生理的に受け付けない」というイメージが核心にある。意識的な憎しみ(hatred)よりも自然発生的で、特定の人・もの・考え方に対して体や感情が本能的に反発する感覚。この「本能的な反発・不一致」というコアイメージから、「反感」「嫌悪」「嫌いなもの(苦手なもの)」など文脈に応じた訳が生まれる。
2意味一覧
-
名詞
反感、嫌悪(特定の人・もの・状況への本能的な反発感情)
感情レベルで「合わない・反発する」状態が外向きに向いたとき、それが他者や物事への「反感・嫌悪」として現れる。 -
名詞
嫌いなもの、苦手なもの(個人的に受け付けないもの)
自分の感情・気質と「真逆」のものが対象として固定された場合、その対象そのものを指す名詞として使われ「嫌いなもの・苦手なもの」という意味になる。 -
名詞
(集団間の)対立感情、敵意
個人対個人だけでなく、集団・国家間でも「感情レベルで反発し合う」状態を表せるため、政治・社会的文脈では「対立感情・敵意」と訳されることもある。
3例文
4よくある間違い・注意点
sympathyの反意語として機械的に覚えようとすると、「同情がない=冷淡」と混同しやすい。antipathyは「冷淡・無関心」ではなく、積極的に「反発・嫌悪する感情」が存在している点が重要。
hatredやdislikeと混同されやすいが、antipathyは理由を論理的に説明しにくい本能的・気質的な反発感であり、強い憎悪(hatred)や軽い不好意(dislike)とはニュアンスが異なる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| aversion | antipathyより個人的・身体的な「回避したい」感覚が強く、「嫌悪感から近づきたくない」というニュアンス。対象は主に特定の物事や状況。 |
| hostility | antagonismに近く、より積極的な「敵対・攻撃的な態度」を含む。antipathyが感情の状態を指すのに対し、hostilityは態度・行動として表出したものを指す。 |
| dislike | 最も軽度の「嫌い」。理由のある好みの問題であり、antipathyのような本能的・深層的な反発感はない。 |
| hatred | antipathyより激しく、強い憎しみ・憎悪を表す。antipathyが「生理的に合わない」感覚なのに対し、hatredは感情的に強く憎む状態。 |
対義語: sympathy、affinity、fondness、attraction
6派生語・関連語
-
antipathetic
形容詞
反感を持っている、本能的に嫌悪している(be antipathetic to ~:~に反感を抱いている) -
antipathetically
副詞
反感を持って、嫌悪して
7コロケーション
- feel antipathy toward [for] 〜(〜に対して反感を抱く)
- mutual antipathy(互いの反感・反目)
- deep-seated antipathy(根深い反感・嫌悪)
8確認テスト
“His antipathy to mathematics dates back to a bad experience with his teacher in middle school.”
① 彼の数学への無関心は、中学時代の先生との嫌な体験にさかのぼる。
② 彼の数学への苦手意識は、中学時代の先生との嫌な体験にさかのぼる。
③ 彼の数学への憎しみは、中学時代の先生への怒りにさかのぼる。
④ 彼の数学への挫折感は、中学時代の先生の教え方の悪さにさかのぼる。
②が正解。antipathyのコアイメージは「本能的・感情的なレベルでの反発・受け付けない感覚」であり、無関心(①)とも激しい憎しみ(③)とも異なる。過去の体験から形成された「体質的な苦手意識・反発感」を表すこの文脈では、「苦手意識」が最も自然な訳となる。④の「挫折感」はantipathyの持つ「能動的な反発・嫌悪」というニュアンスを捉えられていない。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。