odds
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
oddsの語源はodd(奇数・不均等)の複数形。本来「均等ではない差・不均等さ」を意味し、そこから「賭けにおける配当比率(オッズ)」→「有利・不利の差から生まれる可能性・見込み」という意味に発展した。カジノや競馬で「1対3の確率」と数値化されるイメージを持つと理解しやすい。単純な可能性(possibility)と違い、常に「有利側と不利側の差・比較」という競争的なニュアンスが底流にある。だから「勝ち目」「逆境」「不均等な状況」まで同じ単語で表せる。複数形であることも「さまざまな要因が絡み合った総合的な確率」感を出している。
2意味一覧
-
名詞(複数形)
可能性・見込み・確率(比率として捉えた)
有利側と不利側の差の比率を数値化したものが「確率・見込み」となる。’Odds are that…’ で「たぶん〜だろう」という確率的見通しを表す。 -
名詞(複数形)
勝ち目・(成功の)可能性
競争における「自分 vs 相手」の差・比率という観点から、「自分に有利な可能性=勝ち目」の意味が生まれる。beat the odds(厳しい状況を乗り越える)のように使う。 -
名詞(複数形)
逆境・不利な状況
差・比率が「自分に不利な方向」に傾いているとき、「逆境・ハンデ」を意味する。against all odds(あらゆる困難にもかかわらず)がその典型で、「不均等な不利な状況」というコアイメージがそのまま表れている。 -
名詞(複数形)
賭けのオッズ・配当率
最も原義に近い用法。賭け事で「賭け額と払戻額の比率」を表す。競馬・スポーツベッティングで頻出。
3例文
4よくある間違い・注意点
oddsは常に複数形で使うことに注意。an oddやthe oddとは言わない。また単なる「可能性(possibility)」と違い、odds には必ず「有利・不利のどちら寄りか」という比較軸がある。’There is a possibility that…’ は中立的だが、’The odds are in your favor’ は「あなたに有利な状況」と有利不利を含意する点が異なる。
‘odd’(奇妙な・奇数の)と混同しないこと。oddsはoddの複数名詞だが、形容詞oddとは全く別の意味で使われる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| probability | 数学・統計的な客観的確率を指し、有利不利のニュアンスはない。oddsが「競争・賭けの比率」感を持つのに対し、probabilityはより中立的・科学的。 |
| likelihood | 「〜しそうな度合い」という主観的・感覚的な見込み。oddsが比率として数値化できる競争的確率なのに対し、likelihoodは状況から感じる蓋然性。 |
| chance | 「偶然性・チャンス・可能性」と幅広く使え、最も口語的。oddsが常に有利不利の比較軸を持つのに対し、chanceは中立的な「機会・可能性」も含む。 |
対義語: certainty、impossibility
6派生語・関連語
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odd
形容詞
奇妙な・奇数の・端数の(oddsの語源となった形容詞)
-
oddly
副詞
奇妙なことに・不思議なことに -
oddity
名詞
奇妙なもの・変わった特徴
7コロケーション
- against all odds(あらゆる逆境にもかかわらず)
- beat the odds(厳しい状況を乗り越える・成功をつかむ)
- odds are (that)…(おそらく〜だろう・〜の可能性が高い)
8確認テスト
“The young athlete beat the odds and won the gold medal despite having recovered from a serious injury just months before.”
① 敵対者
② 逆境・不利な状況
③ 審判の判定
④ 練習量
② 逆境・不利な状況。beat the oddsは「自分に不利な比率・状況を打ち破る」というコアイメージの表現。重傷からの回復直後という「圧倒的に不利な条件(差・比率)」を乗り越えた、という文脈に完全に合致する。’odds’の「有利不利の差・比率」というコアイメージが、ここでは「ハンデのある不利な状況」として現れている。
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