slavery
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は3冊に掲載されています。
1コアイメージ
slaveryの語源はslave(奴隷)+-ery(状態・制度を表す接尾辞)。コアイメージは「人間が他者の所有物・道具として、意志も自由も完全に剥奪された状態」。歴史的な奴隷制度(人身売買・法的所有)を指すのが第一義だが、そこから派生して「まるで奴隷のように自由を奪われた過酷な労働や束縛の状態」も表す。重要なのは、単なる「苦労」ではなく、「逃れられない・選択肢がない」という絶対的な支配・従属の構造が常に含まれている点。比喩的に使われるときも、この「自由の完全な喪失」というニュアンスは保たれる。
2意味一覧
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名詞
奴隷制度(人間を財産として所有・売買する社会制度)
人間を「物」として支配・所有するシステム全体を指す。歴史的・社会的制度としての使い方がこれにあたる。 -
名詞
奴隷の身分・境遇(奴隷であるという状態)
制度そのものではなく、個人が置かれた「奴隷としての状態」を指す。born into slavery(奴隷として生まれる)のような用法。 -
名詞
苦役・重労働・奴隷的束縛(比喩的に)
「逃れられない・意志の入る余地がない」というコアイメージが比喩的に広がり、職場や習慣・欲望への完全な隷属状態も表す。「wage slavery(賃金奴隷)」などがこれに当たる。
3例文
4よくある間違い・注意点
slaveryは単なる「きつい仕事」ではなく、「意志・自由・選択肢が完全に奪われた状態」という強い含意がある。hardshipやhard workと混同しないこと。比喩的に使う際も、軽々しく使うと歴史的な奴隷制度を軽視するような印象を与えることがあるため、文脈に注意が必要。
servitudeやbondageと意味が重なるが、slaveryが最も制度的・社会的な広がりを持つ語。個人の状態を強調したい場合はbondageやservitudeが適切な場合もある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| bondage | 個人が縛られた・囚われた状態に焦点を当てる語。制度よりも個人の「束縛」の感覚が強く、比喩的・精神的な拘束にも使いやすい。 |
| servitude | 奉仕・服従を強制される状態を指す。slaveryより法律・刑罰的文脈で使われることが多く(penal servitude:懲役)、やや格式ばった語。 |
| subjugation | 征服・制圧によって支配下に置くこと。集団・民族への政治的支配に使われることが多く、slaveryよりも「力による制圧」のニュアンスが強い。 |
対義語: freedom、liberty、emancipation
6派生語・関連語
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slave
名詞・動詞
奴隷(名詞)/奴隷のように働く(動詞:slave away)
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enslave
動詞
奴隷にする・隷属させる -
enslavement
名詞
奴隷化・隷属させること -
slaveholder
名詞
奴隷所有者
7コロケーション
- abolish slavery(奴隷制度を廃止する)
- born into slavery(奴隷として生まれる)
- wage slavery(賃金奴隷制・生活のために働くしかない状態)
8確認テスト
She felt that her addiction to social media had become a form of slavery, robbing her of hours every day.
① 奴隷制度
② 奴隷の身分
③ 苦役・隷属状態
④ 重労働
③。この文では、SNS依存症によって「自分の意志ではやめられない・時間を奪われる」という、自由と選択肢が失われた状態をslaveryと表現している。制度でも身分でもなく、比喩的な「隷属・束縛状態」がコアイメージ。④「重労働」だと単なるきつさになり、「逃れられない支配」というニュアンスが抜け落ちてしまう。
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