slave
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は13冊に掲載されています。
1コアイメージ
slaveのコアイメージは「自分の意志を持つことを許されず、他者や何かに完全に支配・拘束されている存在」です。歴史的には人身売買された奴隷を指しましたが、このコアイメージは抽象的な対象にも広がります。「仕事の奴隷(a slave to work)」「習慣の奴隷(a slave to habit)」のように、物事や習慣に完全に縛られている状態を表すのです。動詞として使うと「休みなく働き続ける」というニュアンスになり、これも「自由なく働かされる」というコアから自然に生まれる意味です。要するに、slave が持つ本質は「自発性や自由の欠如」であり、それが何かに向けられたとき、文脈に応じた日本語訳が生まれます。
2意味一覧
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名詞
奴隷(自由・権利を奪われ他者に支配される人)
コアイメージそのまま。歴史的・法的に他者の所有物とされ、自由を完全に奪われた人間のこと。 -
名詞
〜の虜(とりこ)、〜に縛られた人
「a slave to ~」の形で使い、欲望・習慣・感情などに自分の意志を奪われている状態を表す。「奴隷」と訳すと大げさな文脈でも「虜」「依存している人」と自然な日本語になる。 -
名詞
奴隷のようにこき使われる人、過酷な労働者
自由意志なく働かされるというコアから、「休む暇もなく働く人」というニュアンスで用いられる。 -
動詞
(away で)あくせく働く、奴隷のように働き続ける
「奴隷として働く」というコアが動詞化したもの。slave away at ~ で「〜を一生懸命やり続ける」という意味になる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「a slave to ~」の形を見落としがち。「~の奴隷」と直訳するのではなく、「~に縛られている人」「~の虜」と文脈に合わせて訳すのが自然。例:a slave to fashion(流行に振り回される人)
動詞用法(slave away)は単語帳に載りにくいが入試長文では頻出。「奴隷」という名詞のイメージしか持っていないと読めなくなるので注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| servant | servantは「使用人・召使い」で雇用関係がある。slaveのように所有・強制というニュアンスはなく、ある程度の自由と報酬が前提。 |
| serf | 中世ヨーロッパの農奴を指す語。slaveと同様に自由がないが、土地に縛られているという点が特徴的で、売買はされにくい。 |
| captive | 「捕虜・囚人」の意味で、主に戦争や監禁による拘束を指す。slaveは所有・労働搾取に焦点があるが、captiveは物理的拘束に焦点がある。 |
対義語: master、free person、freeman
6派生語・関連語
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slavery
名詞
奴隷制度、奴隷の状態
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slavish
形容詞
奴隷的な、盲目的に従う(slavish imitation:猿真似) -
enslaved
形容詞
奴隷にされた、束縛された -
enslave
動詞
〜を奴隷にする、〜を支配下に置く
7コロケーション
- a slave to ~ (〜の虜・〜に縛られた人)
- slave trade / slave labor(奴隷貿易 / 奴隷労働)
- slave away at ~(〜にあくせく働く)
8確認テスト
“My father has always been a slave to his work; he never takes a day off.”
① 父はずっと仕事の奴隷として売られていた
② 父はずっと仕事に縛られていて、一日も休まない
③ 父はずっと仕事を嫌っており、一日も休まない
④ 父はずっと仕事を支配しており、一日も休まない
②が正解。「a slave to his work」はslaveのコアイメージ「自由を奪われ支配される」が「仕事」に向けられた表現。仕事に完全に縛られて自由がない状態を表すため、「仕事に縛られている」が最も自然。①は文字通り過ぎて文脈に合わず、③④はコアイメージと逆の方向になっている。
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