abnormal
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
abnormal は「ab-(離れて)+ normal(規範・基準)」の構造を持つ。つまり「あるべき基準・規範から逸脱している」ことがコアイメージだ。単に「変わっている」「珍しい」というニュートラルな意味ではなく、医学・心理・社会的に定められた正常の範囲から外れているというやや客観的・評価的なニュアンスがある。日常語では「おかしい」と訳せる場面もあるが、専門的文脈では「異常な・病的な」の意味が前面に出る。「規準からの逸脱」という軸があるため、使われる文脈(医療・気象・行動・数値など)によって最適な日本語訳は変わってくる。
2意味一覧
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形容詞
異常な、正常でない
設定された基準・規範(normal)から外れている(ab-)状態を指す最も基本的な用法。医学・心理・統計などの客観的基準からの逸脱を示す。 -
形容詞
(数値・状態が)通常とかけ離れた、著しく異なる
気象・統計などの数値的基準から大幅に外れている場面でも使われる。「異常な高温」「異常な降水量」のように、量的な逸脱を表す用法。 -
形容詞
(行動・心理が)常軌を逸した、病的な
人の行動や精神状態が社会的・医学的に正常とみなされる範囲を超えている場合に使われ、「問題あり」という評価的含意を帯びる。
3例文
4よくある間違い・注意点
unusual(単に珍しい・普通ではない)と混同しがち。unusual は価値中立的で「めずらしい」程度のニュアンスだが、abnormal には基準からの逸脱=問題・懸念の含意があることが多い。医療や心理の文脈でうっかり unusual を使うと「単に珍しい」になってしまうので注意。
「abnormal = 悪い」と決めつけないこと。「基準から外れている」というのが本質であり、文脈によっては「並外れた才能」のような使い方も不可能ではないが、現代英語では否定的文脈で使われることがほとんど。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| unusual | 単に「普通でない・めずらしい」という価値中立的なニュアンス。問題や懸念の含意はない。 |
| irregular | 規則・規律・パターンからの逸脱に焦点。心拍・出勤など「定期性」の乱れを指す場面が多い。 |
| deviant | 社会規範・道徳的基準からの逸脱を強調する。abnormal より社会的・道徳的批判のニュアンスが強い。 |
| anomalous | データ・科学的観察における「例外的な」逸脱を指すことが多く、よりフォーマル・学術的。 |
対義語: normal、typical、regular、standard
6派生語・関連語
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abnormally
副詞
異常に、普通でなく(例:abnormally high temperature 異常に高い気温) -
abnormality
名詞
異常(性)、異常な点(例:chromosomal abnormality 染色体異常) -
abnormalities
名詞(複数形)
(複数の)異常、異常箇所(医療・統計で頻出)
7コロケーション
- abnormal behavior(異常な行動)
- abnormal test results(異常な検査結果)
- abnormal weather / abnormal heat(異常気象 / 異常な暑さ)
8確認テスト
“The patient’s brain scan revealed abnormal activity in the frontal lobe.”
① めずらしい活動
② 異常な活動
③ 不規則な活動
④ 危険な活動
② 異常な活動。医療の文脈では abnormal は「医学的に定められた正常範囲から逸脱している」という客観的評価を含む。① unusual は価値中立的すぎ、③ irregular はリズム・パターンの乱れを指す語、④ dangerous は abnormal そのものの意味に含まれない。abnormal のコアイメージ(基準からの逸脱+懸念の含意)が最も反映されるのが②。
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