climb
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
中学レベル
1コアイメージ
climbのコアイメージは「重力に逆らいながら、手足を使って高い場所へ向かう」という能動的・継続的な上昇運動です。単なる「上がる」ではなく、そこに「何らかの力や努力を要する」という本質的なニュアンスが含まれています。山や木・階段を登るという物理的な移動だけでなく、気温・物価・株価が「上昇する」、社会的地位・キャリアが「上り詰める」といった抽象的な上昇にも自然に使われます。また「よじ登る」や「這い上がる」のように、スムーズではなく手間のかかるプロセスを含意することが多い点も特徴的です。
2意味一覧
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動詞
(山・木・階段などを)登る、よじ登る
最も基本的な用法。重力に逆らって体を上へ移動させるコアイメージがそのまま表れている。 -
動詞
(数値・気温・物価などが)上昇する、高まる
数値や指標が「高みへ向かう」という抽象的な上昇もclimbで表せる。下がらず着実に上がり続けるニュアンスがある。 -
動詞
(社会的地位・キャリアなどを)のし上がる、出世する
努力して高みへ向かうイメージが社会的・職業的な上昇にも応用される。「climb the ladder(出世の階段を登る)」が典型表現。 -
名詞
登り、上昇;出世、昇進
動詞の意味がそのまま名詞化されたもの。a steep climb(急な登り坂、険しい道のり)のように物理的・比喩的両方で使う。
3例文
4よくある間違い・注意点
climbは「降りる」にも使えることを知らない人が多い。climb downで「(木・山などを)降りる」という意味になる。「登る」だけと思い込まず、方向を示す語と組み合わせる点に注意。
ascendは正式・書き言葉的で「滑らかに上昇する」ニュアンスがあるのに対し、climbは「手足を使った努力を要する上昇」。The sun ascends the sky(太陽が空を上る)にclimbを使うと違和感がある。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| ascend | フォーマルで書き言葉的。スムーズ・優雅に上昇するイメージ。climbほど努力や苦労のニュアンスはない。 |
| scale | 高い垂直面・崖・山などを「よじ登る」に特化。climbより困難さ・挑戦のニュアンスが強い。 |
| rise | 自然に・受動的に「上がる」イメージ。smoke rises(煙が立ち上る)のように努力を要しない上昇に使う。 |
| mount | 馬や自転車に「乗る」、壇上に「上がる」など、表面に乗り上がるイメージ。climbより一気に上る感覚。 |
対義語: descend、climb down、fall、drop
6派生語・関連語
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climber
名詞
登山者;つる植物;出世志向の人 -
climbing
名詞・形容詞
登山(すること);(費用・数値などが)上昇している -
climb-down
名詞
(意見・主張の)撤回、譲歩
7コロケーション
- climb a mountain(山を登る)
- climb the ladder(出世の階段を登る)
- prices climb(物価が上昇する)
8確認テスト
“The unemployment rate has been climbing steadily for the past six months.”
① 失業率がここ半年で着実に低下している。
② 失業率がここ半年で着実に上昇し続けている。
③ 失業者たちがここ半年間、着実に立ち直ろうとしている。
④ 失業率がここ半年間、一定の水準を保っている。
②。climbには数値・指標が「努力や抵抗を感じさせるほど着実に上昇し続ける」という抽象的な意味がある。steadily(着実に)とセットになることで、徐々にだが確実に上がり続けているというネガティブな状況が浮かぶ。「登る」という訳にとらわれず、コアイメージ(高みへ向かう継続的動き)を数値に当てはめると②が導き出せる。
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