citizenship
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
citizenshipのコアイメージは「ある国家や共同体の正式なメンバーであること、そしてそれに伴う権利・義務・アイデンティティの総体」です。citizen(市民)+-ship(状態・身分)という構造からも分かるように、単なる居住とは異なり、法的・社会的に認められた「構成員としての地位」を指します。国籍という法的資格(passport取得・選挙権など)から、地域社会への参加・貢献という倫理的・社会的次元まで幅広く使われる点が特徴です。そのため「市民権」と訳す場合も「国籍」と訳す場合も、「市民としての義務」と訳す場合も、すべて根底では同じ「社会の正式な構成員であること」というコアイメージから来ています。
2意味一覧
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名詞
市民権・国籍(法的地位)
「国家という共同体の正式なメンバーである状態」が法的に認められたものが市民権・国籍です。パスポート取得や選挙権がその典型的な権利です。 -
名詞
公民としての義務・行動(市民的責任)
構成員たる「地位」には権利だけでなく義務も含まれます。そこから「社会への責任ある参加・行動」という意味が生まれ、good citizenship(模範的な市民行動)のような表現で使われます。 -
名詞
(学校教科としての)公民科・社会科
主に英米の学校教育で、「社会の構成員として必要な知識と態度を学ぶ科目」を指します。コアイメージである「社会の正式な構成員としての資質を育てる」という発想から来ています。
3例文
4よくある間違い・注意点
「citizenship=市民権」と固定して覚えると、dual citizenship(二重国籍)やapply for citizenship(国籍を申請する)という文脈で「国籍」と訳すべき場面に気づきにくくなります。文脈に応じて「市民権」「国籍」「公民としての義務」などに柔軟に訳し分けることが大切です。
nationalityと混同しやすいですが、nationalityは「どの国の出身か」という帰属アイデンティティのニュアンスが強く、citizenshipは「法的に認められた構成員の資格」という側面が強い点で異なります。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| nationality | 「どの国民であるか」という帰属・出身のアイデンティティに焦点。citizenshipが「法的に認められた資格・地位」を強調するのに対し、nationalityは「生まれや血統による所属感」のニュアンスも含む。 |
| naturalization | 外国人が申請・審査を経て市民権を取得する「帰化」というプロセスを指す。citizenshipが「取得後の地位・状態」であるのに対し、naturalizationは「取得する過程」に焦点がある。 |
| residency | 「居住資格・居住権」を指し、法的に住む権利はあるが市民としての完全な権利(選挙権など)は含まない点でcitizenshipより限定的な地位を指す。 |
対義語: statelessness(無国籍)、alienage(外国人の身分)
6派生語・関連語
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citizen
名詞
市民、国民、住民
-
civic
形容詞
市民の、公民の(civic duty: 公民としての義務) -
civil
形容詞
市民的な、文民の、礼儀正しい
7コロケーション
- apply for citizenship(市民権を申請する)
- dual citizenship(二重国籍)
- good citizenship(模範的な市民行動・公民精神)
8確認テスト
「The school introduced a new program to teach students about their rights and responsibilities — a class called Citizenship.”
① 市民権
② 国籍
③ 公民科(市民としての在り方を学ぶ科目)
④ 帰化申請
正解は③。この文では学校が新しい「授業(class)」として導入したと述べられており、権利と責任を学ぶ教科を指しています。英米の教育現場では Citizenship は「公民科・社会科」として使われる重要な用法です。①市民権・②国籍は法的地位を指す意味であり、授業科目の文脈には合いません。④帰化申請とは全く別の単語(naturalization)です。コアイメージ「社会の構成員としての資質」を育てる教科、と理解すると自然に導けます。
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