devoid
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
devoid は「de-(完全に取り去る)」+「void(空虚・空白)」から成る語です。ただ「ない」というより、「あるべきものが完全に失われ、空洞になっている」状態を指します。vacuum のように何かが根こそぎ消えて残滓すらない、という強い空虚感がコアイメージです。be devoid of という形で使われることがほとんどで、後ろに来る名詞が「本来あって然るべきもの」であることが多いため、「欠如している」という事実だけでなく、そこにあるべきものが全くないという意外性・批判的ニュアンスが伴います。
2意味一覧
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形容詞
〈本来あるはずのものが〉全くない、完全に欠如している
「void(空白)」に「完全に」を意味する「de-」を加えた構造通り、対象が根こそぎ抜け落ちた空洞状態を表す。 -
形容詞(法律・格式語)
〈契約・文書などが〉無効である、効力のない
法的な効力という「中身」が完全に空になっている状態を指す。void と同義で格式ある文書に登場することがある。
3例文
4よくある間違い・注意点
「devoid of ~」はほぼ固定表現。be devoid of の形をとり、単独で「devoid」とだけ使うことはほぼない。lack は動詞として「lack something」の語順になるが、devoid は形容詞なので「be devoid of something」と語順が逆になる点に注意。
lack や without に比べて devoid はニュアンスが強く、「完全に・まったく存在しない」というゼロ状態を含意する。軽い不足を言いたい場面には不自然になるため使い過ぎに注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| lack | 動詞として「〜が不足している」という程度で使え、部分的な欠如にも使える。devoid ほど「完全ゼロ」の強調はない。 |
| void of | ほぼ同義だが、void of はやや古風・詩的な響き。devoid of の方が現代英語では一般的。 |
| bereft of | 「奪われて何もない」という喪失感・悲哀のニュアンスが強く、感情的文脈で使われることが多い。devoid は感情的色彩が薄く客観的。 |
| free from / free of | 「(悪いものが)ない」という肯定的・解放的ニュアンス。devoid はあるべきものがない、という否定的・批判的ニュアンスと対照的。 |
対義語: full of、replete with、rich in、abundant in
6派生語・関連語
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void
名詞・形容詞・動詞
名:空虚・真空 形:無効の 動:無効にする
7コロケーション
- be devoid of meaning(意味をまったく持たない)
- be devoid of compassion(思いやりが皆無である)
- be devoid of substance(中身がまったくない)
8確認テスト
“The official’s response was devoid of any concrete plan to address the crisis.”
① 危機に対処するための具体的な計画がいくつか不足していた
② 危機に対処するための具体的な計画がまったく含まれていなかった
③ 危機に対処するための具体的な計画が急遽中止された
④ 危機に対処するための具体的な計画に問題があった
② が正解。devoid of は「まったく〜がない(完全ゼロ)」という強い空虚さを表す。①の「いくつか不足している」は lack の軽い用法に近く、devoid の「完全な欠如」というコアイメージと合わない。③④は原文にない意味を加えており不適切。
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