moderate
【動】やわらげる
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
moderateのコアイメージは「両端の極端を避け、中間・適正な範囲に収まっている」状態です。語源はラテン語の’moderari’(抑制する・制御する)で、「はみ出さないように調整された」感覚が根底にあります。形容詞として「適度な・中程度の」となるのも、動詞として「やわらげる・穏健にする」となるのも、すべて「行き過ぎを引き戻し、バランスのとれた中間点に置く」という同じイメージから来ています。政治用語の「穏健派」も、右にも左にも極端に傾かない立場を指し、コアイメージと完全に一致します。「普通」より意図的なコントロールのニュアンスが強い点が特徴です。
2意味一覧
-
形容詞
適度な、中程度の、穏やかな
極端に多くも少なくもなく、ちょうど良い中間範囲に収まっている状態。気候・価格・運動量などに幅広く使われる。 -
形容詞
節度ある、控えめな(人・態度について)
人が自分の言動や欲求を「中間に抑制している」状態を指し、過激でも放縦でもない、バランスのとれた人柄や姿勢を表す。 -
形容詞
穏健な、中道の(政治・思想について)
極左・極右どちらにも傾かず、中間に位置する立場。日本語の「穏健派」「中道派」に対応し、受験英語でも要注意の意味。 -
動詞
やわらげる、和らげる、抑制する
行き過ぎた何かを「中間の適正範囲へ引き戻す」動作そのもの。感情・勢い・主張などが対象になる。 -
動詞
(討論・会議などを)司会する、進行役を務める
議論が極端に偏らないよう中立的にコントロールする役割。日本の入試でも出題実績がある見落とされがちな意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「moderate=普通・平均的」と覚えてしまうと意味がぼやける。moderateには「意図的にバランスを保つ・極端を避けるようコントロールされた」というニュアンスがあり、単なる’average(平均)’や’normal(普通)’とは異なる。
動詞の「司会する」という意味を見落としがち。’moderate a debate’や’moderate a session’のように、討論や会議の進行役を表す用法は入試・英検でも問われるため要注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| mild | 刺激や強度が弱く穏やかなことに焦点。天気・性格・味などに使い、コントロールより「もともと穏やか」な印象が強い。 |
| reasonable | 「理にかなっている・妥当な」ことが中心。価格や要求に使われることが多く、moderateのような「量・程度の中間性」より「正当性」に軸足がある。 |
| temperate | 節制・自制のニュアンスが強く、特に気候(温帯)や飲食への節度に使われる。moderateより文語的でフォーマル。 |
対義語: extreme、excessive、radical
6派生語・関連語
-
moderately
副詞
適度に、中程度に -
moderation
名詞
節度、適度、中庸(’in moderation’=適度に、は頻出表現) -
moderator
名詞
司会者、調停者、(試験などの)審査官 -
immoderate
形容詞
節度のない、過度な
7コロケーション
- moderate exercise(適度な運動)
- moderate income(中程度の収入)
- moderate a debate / discussion(討論を司会する)
8確認テスト
The professor was chosen to moderate the international conference on climate change.
① 会議を穏やかな雰囲気に変える
② 会議の司会・進行役を務める
③ 会議の内容を適度に要約する
④ 会議への参加を調整する
②が正解。moderate には「討論・会議などを中立的に制御しながら進行役を務める」という動詞の意味がある。これはコアイメージ「極端に傾かないよう中間でコントロールする」が動詞として表れた用法。①③④はいずれもコアイメージから離れた誤解釈。’moderate a conference’は大学入試・英検準1級以上でも頻出の表現。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。