divorce
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は16冊に掲載されています。
1コアイメージ
divorceの語源はラテン語の「divertere(方向を変えて離れる)」にある。コアイメージは「それまで一つだったものを、完全に切り離す」こと。婚姻関係という法的・感情的な結びつきを断ち切るのが最も典型的な用法だが、この「分離・切断」のイメージはより広く使われる。たとえば「政治を倫理から切り離す」「理論を実践から引き離す」のように、抽象的な概念同士の乖離を表すことができる。つまり「離婚する」は、この単語の持つ「完全な分離」というコアイメージが、男女の婚姻という文脈に現れたものに過ぎない。
2意味一覧
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動詞
(夫または妻と)離婚する・離婚させる
婚姻という「結びつき」を法的・社会的に完全に切り離すこと。コアイメージの最もわかりやすい現れ。 -
動詞
(二つのものを)切り離す・分断する
「完全に切り離す」というコアイメージがそのまま抽象的な概念や事象にも適用される。divorce A from B(AをBから切り離す)の形でよく使われる。 -
名詞
離婚;(関係・概念の)分離・断絶
動詞の「切り離す」行為そのもの、またはその状態を名詞化したもの。a divorce between theory and practice(理論と実践の乖離)のように使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「divorce」は「離婚する」という動詞のイメージが強すぎて、「divorce A from B(AをBから切り離す)」という非婚姻的な用法を見落としやすい。大学受験の長文では政治・倫理・哲学的文脈でこの形が頻出するので注意。
「divorce one’s husband / wife」と言えるが、「divorce with」とは言わない(with は不可)。また、「be divorced from reality(現実から乖離している)」のように受動態でも抽象的な「切り離し」を表せる。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| separate | 「分離する」という点は共通だが、separateは一時的な別居や物理的な分離を含む広い語。divorceほど「完全・法的な断絶」の強さはない。 |
| detach | 「取り外す・切り離す」の意で、主に物理的・感情的な分離に使う。divorceより中立的でドラマ性が低く、感情を抑えて距離を置くニュアンスがある。 |
| sever | 「(関係・絆などを)断ち切る」で、divorceと近いが、より一般的・比喩的な断絶に使われる。sever tiesのように関係を切るイメージで、婚姻に限定されない。 |
対義語: marry、unite、join、integrate
6派生語・関連語
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divorced
形容詞・過去分詞
離婚した;(概念が)かけ離れた(divorced from reality: 現実離れした) -
divorcee
名詞
離婚経験者(特に離婚した女性を指すことが多いが、現代は男女問わず使う) -
divorcement
名詞
離婚;分離(やや古風・法的な語)
7コロケーション
- get a divorce(離婚する/離婚を成立させる)
- file for divorce(離婚申請をする)
- divorce A from B(AをBから切り離す)
8確認テスト
“His argument is completely divorced from the facts.”
① 彼の主張は事実と完全に離婚している。
② 彼の主張は事実と完全に切り離されており、乖離している。
③ 彼の主張は事実と完全に結びついている。
④ 彼は主張の事実について完全に離婚した。
正解は②。divorceのコアイメージは「完全な切り離し・分離」であり、ここではbe divorced fromという受動態で「事実から完全に切り離されている=現実離れしている」という意味を表している。①は「離婚」と直訳しており不自然、③は逆の意味、④は文構造を誤解している。このようにdivorceは婚姻以外の文脈でも「乖離・断絶」を表せることを理解しておくことが重要。
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