handful
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
handfullは「hand(手)+ful(いっぱい)」が語源で、文字通り「手のひらにいっぱい握れる量」がコアイメージです。物理的な「ひとつかみ」という量を表すだけでなく、そこから転じて「少数・わずか」という抽象的な量感も生まれます。さらに重要な派生的意味として、「手に余る人・扱いにくい人(または物)」という意味もあります。これは「手のひらでは収まりきらないほど手がかかる」という感覚から来ており、特に口語で「The kids are a handful.(子どもたちは手がかかる)」のように頻繁に使われます。量の少なさと、逆に手に余る大変さという、一見矛盾するニュアンスが「手のひらサイズ」という一つのコアイメージに根ざしている点が面白い単語です。
2意味一覧
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名詞
ひとつかみ(の量)
手のひらにいっぱい握れる量というコアイメージが直接現れた意味。砂糖やキャンディなど、手でつかめる具体的な量を表す。 -
名詞
少数、わずかな数
「手のひらに収まる」という限られた量感が抽象化され、人や物の少なさを表すようになった。「数えるほどしかいない」というニュアンス。 -
名詞
手に余る人(物)、扱いにくいもの
「手のひらからはみ出してしまう」という感覚が転じ、コントロールしきれないほど手がかかる人や状況を表す。主に口語で使われる重要な意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
「ひとつかみ」「少数」という意味だけ覚えがちだが、口語で最も使われる「手に余る人・扱いにくいもの」という意味を知らないと、’She’s a handful.’などの文が全く読めなくなる。
a handful ofは「少ない」ニュアンスが強く、few / a few と異なりネガティブな含意(期待より少ない)を伴うことが多い。「たった〜しかいない」と訳すとより自然な場合が多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| a few | 単に「少数」を指す中立的な表現。handfullのような「手のひらで計れる」という具体的・感覚的イメージはなく、ニュアンスも比較的フラット。 |
| a small number of | フォーマルで書き言葉的。量が少ないという事実を客観的に述べるだけで、handfullが持つ「視覚的・感覚的な少量感」はない。 |
| a bit much | 「扱いにくい・手に余る」という意味に近いが、こちらは主に状況や量が多すぎる場合に使う。handfullは特定の人がやっかいである場合によく使われる。 |
対義語: a large number of、a lot of、plenty of
6派生語・関連語
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hand
名詞・動詞
手;手渡す
-
-ful
接尾辞
「〜いっぱいの量」を表す(例:spoonful, cupful)
7コロケーション
- a handful of + 名詞(ひとつかみの〜、わずかな〜)
- be a handful(手に余る、扱いにくい)
- just a handful(ほんのわずか)
8確認テスト
“I warned you — three kids under five is quite a handful.”
① 三人の子どもはとても少ない
② 三人の子どもはひとつかみの量だ
③ 三人の子どもは本当に手がかかる
④ 三人の子どもはとても大切だ
正解は③。「I warned you(言ったでしょ)」という前置きがあることから、困難・苦労を予告している文脈とわかる。a handfulは「手のひらから収まりきらない→手に余る・扱いにくい」というコアイメージから生まれた口語的表現で、ここでは「5歳以下の子ども3人はかなり大変だ」という意味になる。「少ない」という意味①②は文脈に合わない。
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