indication
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
indicationの語根はラテン語の「指で指す(indicate)」。コアイメージは「何かの存在・状態・方向を外側から指し示しているもの」。重要なのは、indicationは直接的な証拠や確定ではなく、「そうであることをにおわせる・示唆するサイン」という点。体温計の数値が病気を「指し示す」、青信号が進んでよいことを「指し示す」、顔色が感情を「指し示す」——どれも観察できる手がかりが別の事実へと読み手を導くイメージ。そのため「兆候・しるし・指示」など文脈によって訳が変わるが、根底には「間接的に何かを指差す」という一本の軸がある。
2意味一覧
-
名詞
兆候・きざし
ある事態がこれから起きる、あるいはすでに存在することを「指し示す」サイン。まだ確定していないからこそ「兆候」という訳がはまる。 -
名詞
しるし・証拠・手がかり
過去や現在の事実を「指し示す」痕跡や根拠。「証拠」より確実性は低く、「それを示唆するもの」というニュアンス。 -
名詞
指示・指摘
人や文書が方向や内容を「指し示す」行為そのもの。「何をすべきか」を指差すイメージから「指示」の意になる。 -
名詞
(薬・治療の)適応症
医療分野での専門用語。「この症状がこの薬を使うべきことを指し示す」という意味で使われる。大学受験でも医療系長文で登場しうる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「indication=指示」と覚えると、instructionやdirectionと混同しやすい。instructionは「手順を教える具体的な命令」、directionは「方向を示す案内」であるのに対し、indicationは「サインや手がかりが何かを示す」という間接性が核にある。
「give an indication」を「指示を出す」と誤訳しがち。この場合は「それとなく示す・にじませる」に近く、命令ではなくヒントや示唆のニュアンスが強い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| sign | 日常的で広く使われる。indicationより主観的・感覚的なサインを指すことが多い。 |
| hint | より曖昧でかすかな手がかりに使う。indicationよりも「ちょっとした示唆」というニュアンスが強い。 |
| symptom | 主に医療・問題の文脈で「症状・兆候」を表す。indicationより「問題や病気のサイン」という意味合いが濃い。 |
| evidence | indicationより確実性・客観性が高い「証拠」。indicationはあくまでも示唆の域を出ないが、evidenceは事実を直接裏付ける。 |
対義語: concealment(隠蔽)、proof(確証)
6派生語・関連語
-
indicate
動詞
示す・指し示す・示唆する
-
indicator
名詞
指標・指示するもの(経済指標など) -
indicative
形容詞
〜を示す・示唆している(be indicative of〜)
7コロケーション
- give an indication of 〜(〜をうかがわせる・示す)
- an indication that 〜(〜という兆候・しるし)
- a clear / strong indication(明確な・強い兆候)
8確認テスト
His silence during the discussion was a clear indication of his disapproval.
① 彼が議論中に黙っていたのは、明確に反対意見を述べたからだ。
② 議論中の彼の沈黙は、不満を明らかに指示していた。
③ 議論中の彼の沈黙は、不賛成であることを明らかに示すサインだった。
④ 彼が議論中に黙っていたのは、指示に従っていたからだ。
③ indicationのコアイメージは「間接的に何かを指し示すサイン」。沈黙という外から観察できる事実が、反対意見という内面の状態を「指し示している」という構造がこの文の本質。①は沈黙が直接的な反対表明になっておらず×、②「指示していた」は命令のニュアンスが入り不自然×、④はdirectionと混同した誤訳×。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。