invalid
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
invalidの核心は「in-(否定)+valid(有効な・根拠のある)」という構造にある。validはラテン語のvalidus(強い・力のある)に由来し、「正当な力・根拠をもって成立している」という意味を持つ。したがってinvalidは「そもそも成立する力・根拠を欠いている」というイメージ。クレジットカードが使えない場合も、論理的な主張に欠陥がある場合も、「有効であるべき力・根拠が存在しない」という同じ根のイメージから生まれている。日本語では文脈に応じて「無効な」「不正な」「根拠のない」などと訳し分けるが、常に底流にあるのは「力・正当性の欠如」である。
2意味一覧
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形容詞
(法的・手続き上)無効な、通用しない
契約・チケット・パスワードなどが「正当に機能する力を持っていない」状態。最も頻出の用法。 -
形容詞
(議論・根拠・論理が)妥当でない、根拠のない
主張や推論が「成立するだけの論理的根拠の力を持っていない」ことを示す。学術・議論の文脈でよく使われる重要な意味。 -
名詞(発音注意:ínvəlɪd)
(病気・障害などで)動けない人、病弱者
「身体的な力・健全さを欠いた人」というコアイメージから転じた意味。現代では差別的ニュアンスを持つとして避けられることが多い。
3例文
4よくある間違い・注意点
名詞用法(病弱者)と形容詞用法(無効な)では発音が異なる場合がある点に注意。形容詞は ínvəlɪd、名詞も同じ発音だが文脈で区別する。また、論理・議論の文脈で「invalid argument(妥当でない議論)」という使い方を知らず、法律・事務手続きの「無効」だけで覚えてしまうと、英語論文や討論で使いこなせなくなる。
nullとの混同に注意。nullは「値そのものが存在しない・ゼロの状態」、invalidは「形式上存在するが正当な力を持たない」という違いがある。プログラミングやデータベースの文脈では特に区別が重要。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| null | 「完全に効力がない・存在しないも同然」という法律・技術用語的なニュアンスが強い。invalidより意味が強く、「そもそも最初から効力がなかった」場合に使われやすい。 |
| void | 主に法律文書で「法的効力が完全にない」を意味する。null and voidという熟語で用いられることが多く、invalidよりフォーマル・法律的。 |
| false | 「真実でない・誤っている」というシンプルな意味。invalidが「根拠・効力の欠如」に焦点を当てるのに対し、falseは「正しさの欠如(真偽)」に焦点を当てる。 |
| groundless | 「根拠がない」という意味では近いが、主に主張・噂・恐れなど抽象的なものに使う。invalidより口語的で感情的なニュアンスを帯びることもある。 |
対義語: valid、legitimate、sound
6派生語・関連語
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valid
形容詞
有効な、妥当な、根拠のある
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invalidate
動詞
〜を無効にする、〜の根拠を否定する -
validity
名詞
有効性、妥当性 -
invalidity
名詞
無効、妥当性のなさ
7コロケーション
- invalid argument(妥当でない議論・論拠)
- invalid password / ticket / contract(無効なパスワード・チケット・契約)
- render invalid(〜を無効にする)
8確認テスト
“The scientist pointed out that the experiment’s results were invalid because the control group had not been properly set up.”
①実験結果は不道徳だった
②実験結果は根拠のないものだった
③実験結果は危険なものだった
④実験結果は予想外のものだった
②。「正しく対照群が設定されていなかった」という理由から実験結果の妥当性・信頼性が欠如している、というinvalidのコアイメージ(根拠・効力の欠如)が最も自然に表れている訳は「根拠のないものだった」。①③④はinvalidのコアイメージとは無関係な訳。
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