stifle
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は2冊に掲載されています。
1コアイメージ
stifleのコアイメージは「空気・息・エネルギーの流れを完全に塞いで、本来あるべき動きを止めること」。もともとは「煙や熱で息ができなくなる」という物理的な窒息感が原点にある。そこから意味が広がり、感情・発言・可能性など「本来外に出るはずのもの」を内側に押し込んで出させない、という比喩的用法が生まれた。「窒息させる」も「創造性を抑える」も「笑いを噛み殺す」も、根っこにあるのは同じ「流れを断ち切る・封じ込める」という感覚。日本語の「息の根を止める」「のどに蓋をする」というイメージで捉えると理解しやすい。
2意味一覧
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動詞(他動詞)
(煙・熱・密閉空間などで)窒息させる
空気の流れを物理的に遮断し、呼吸を封じる。コアイメージの最も直接的な表れ。 -
動詞(自動詞)
窒息する・息が詰まる
「封じ込められた状態になる」という受け身的なコアイメージ。空気のない環境で自分自身が息をできなくなる。 -
動詞(他動詞)
(感情・欲求・発言などを)抑える・押し殺す
外に出ようとするものに「蓋をして封じ込める」コアイメージの比喩的展開。笑い・涙・欠伸などを噛み殺す場面でも使う。 -
動詞(他動詞)
(成長・可能性・議論などを)阻む・妨げる
「伸びようとするエネルギーの息の根を止める」コアイメージ。創造性や改革が育つ前に潰してしまうニュアンス。特に見落とされがちな意味。
3例文
4よくある間違い・注意点
suppress(意識的・組織的に「鎮圧・抑制」する)と混同しやすいが、stifleは「息ができなくなるように封じ込める」という息苦しさ・閉塞感のニュアンスが強い。suppresses a rebellion(反乱を鎮圧する)とは言えても、stifles a rebellionとは言いにくい。
「窒息させる」の意味だけを覚えて、「創造性・議論・成長を阻む」という比喩的用法を見落とすケースが多い。受験英文では比喩用法のほうが頻出なので要注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| suppress | 「上から力で押さえつけて鎮める」イメージ。感情や運動を「制圧・抑圧」する組織的・意識的なニュアンスが強く、stifleの「息を詰まらせるような閉塞感」はない。 |
| smother | 「覆いかぶせて窒息させる」で物理的イメージはstifleに近いが、愛情などで「包みすぎる・過保護にする」という独特の用法がある(smother with love)。 |
| inhibit | 「内側から・外からの力で活動を妨げる・抑制する」。医学・心理学で多用され、stifleより中立的・技術的なトーン。感情的な閉塞感はない。 |
| curb | 「手綱を引くように勢いをコントロールする」。完全に封じるのではなく「抑制・制限する」程度のニュアンスで、stifleほど完全な封じ込めではない。 |
対義語: encourage、foster、unleash、liberate
6派生語・関連語
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stifling
形容詞
息苦しい・窒息しそうなほど暑い・自由を奪うような(stifling heat:うだるような暑さ) -
stifled
形容詞
抑えられた・押し殺したような(a stifled cry:押し殺した叫び声)
7コロケーション
- stifle creativity / innovation(創造性・イノベーションを阻む)
- stifle a yawn / laugh / cry(欠伸・笑い・泣き声を噛み殺す)
- stifling heat(息が詰まるような暑さ)
8確認テスト
The authoritarian government has been stifling free speech for decades.
① 自由な発言を奨励し続けてきた
② 自由な発言を見守り続けてきた
③ 自由な発言を息の根を止めるように封じ続けてきた
④ 自由な発言を記録し続けてきた
③。stifleのコアイメージは「息の根を止める・封じ込める」であり、free speech(言論の自由)という本来「外に出るべきもの」を完全に塞いでいるニュアンス。「抑圧する」とも訳せるが、③が最もstifleの閉塞感・息苦しさを表している。①は意味が真逆で不可、②・④はstifleが持つ「封じ込める」意味と合わない。
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