integrity
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は7冊に掲載されています。
1コアイメージ
integrityの語源はラテン語のinteger(完全な・手が触れられていない)で、integralやintegrateと同じ語根。コアイメージは「全体がそのまま傷つかず保たれている状態」。人格に使えば、外圧や誘惑によっても価値観・行動・言葉が一致したまま揺るがない=「誠実・高潔」になる。構造物や組織に使えば、ひび割れや欠損なく全体が保たれている=「完全性・健全性」になる。どちらの意味も「内側がバラバラになっていない」という同じコアから生まれており、人間の誠実さと物体の完全性が同じ単語で表される理由がここにある。
2意味一覧
-
名
誠実さ・高潔さ(人格が一体で揺るがないこと)
外から圧力をかけられても、価値観・言動・信念が割れずに一致している状態がそのまま「誠実さ」「高潔さ」という人格的美徳を表す。 -
名
完全性・健全性(構造・組織・システムが欠損なく保たれていること)
建物・データ・生態系など物理的・抽象的な構造が「傷つかず一体として保たれている」状態を指す技術・学術的用法。 -
名
品位・廉潔性(道徳的に妥協しない一貫した姿勢)
とくに職業倫理・政治・ビジネスの文脈で、利益誘導や不正に屈しないという意味での「一体性」が「廉潔性」として現れる。
3例文
4よくある間違い・注意点
「誠実」というと sincere(本心から正直)と混同しがち。sincere は「飾りのない本音」、integrity は「価値観・言動・信念が一貫して崩れない骨格のある誠実さ」。sincerely wrong(心から誤っているが正直)という状況はありえるが、integrity のある人は道徳的な正しさも含意する。
「完全性」の意味はビジネス・IT・学術で非常に頻出だが、受験生は見落としがち。例えば data integrity(データの整合性)、territorial integrity(領土の保全)のように人格以外の文脈でも使われることを押さえておこう。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| honesty | 嘘をつかないという「正直さ」に焦点。integrity が価値観全体の一貫性を含むのに対し、honesty は事実を曲げないという一側面に限定されやすい。 |
| uprightness | 道徳的に真っ直ぐであることを強調。integrity より文語・古風な響きがあり、日常よりフォーマルな文章で使われる。 |
| probity | 主に公的・職業的立場での廉潔さを指す格式語。integrity と意味は近いが、より「試練に耐えて証明された誠実さ」というニュアンスが強い。 |
対義語: dishonesty、corruption、duplicity
6派生語・関連語
-
integer
名
整数(数学用語)/同語根:完全な数 -
integrate
動
統合する・一体化する
-
integral
形
不可欠の・完全な構成要素をなす
-
integrated
形
統合された・一体化された
7コロケーション
- academic integrity(学術的誠実さ・学問倫理)
- territorial integrity(領土の一体性・領土保全)
- a person of integrity(高潔な人物)
8確認テスト
“Cybersecurity experts work to protect the integrity of critical data systems.”
① データシステムの誠実さを守るために
② データシステムの完全性・整合性を守るために
③ データシステムの品位を守るために
④ データシステムの統合化を守るために
② が正解。この文脈は人格ではなく技術的なシステムの話。integrity のコアイメージ「欠損なく一体として保たれた状態」がデータに適用され、「データが改ざん・破損されずに整合性を保っている状態」を指す。①③は人格に使う訳で文脈に合わず、④は integrate(統合する)と混同した誤り。
23冊の英単語帳を1冊に。
「医学部・上位校専門塾|松濤舎」が、大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語をデータベース化。
2冊以上に掲載された英単語を重要度順に収録した、医学部・上位校受験生必携の英単語帳です。