cultivate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
cultivateのコアイメージは「意図的に手間と時間をかけて、何かを望ましい状態へと育て上げる」こと。ラテン語のcultus(耕す・世話する)が語源で、もともとは土地を丁寧に耕して作物を育てる農業行為を指していた。ここから「ただほうっておくのではなく、積極的に関わり続けて良い状態を引き出す」というイメージが広がり、人の才能・能力・関係・習慣など、時間をかけて育てるあらゆる対象に使われるようになった。「耕す」「養う」「深める」「奨励する」はすべて、この「意識的・継続的なケアによる育成」という共通イメージから派生している。
2意味一覧
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動詞
(土地・畑を)耕す
土地に手をかけて作物が育つ状態へ整えることが、コアイメージそのもの。cultivateの最も原義に近い用法。 -
動詞
(能力・資質・習慣などを)養う・育てる
畑を耕すのと同様に、才能や習慣に意識的・継続的に働きかけて育て上げるイメージ。 -
動詞
(関係・友人などを)深める・築く
人間関係もほうっておけば育たない。丁寧に時間をかけてケアすることで良好な関係が育つ、というコアイメージの応用。 -
動詞
(芸術・学問などを)奨励する・振興する
文化や学問が根づくよう、環境を整え育てる行為もcultivateで表せる。 -
動詞
(人に)取り入る・親しみを求める
意図的に関係を育てようとする行為が転じ、しばしば打算的に誰かに近づくというニュアンスでも使われる。日本語の「(人に)取り入る」に近い用法で見落とされがち。
3例文
4よくある間違い・注意点
「cultivate a relationship」を「関係を維持する」と訳しがちだが、maintainと異なりcultivateには『今よりも深め、育てていく』という積極的・能動的なニュアンスがある。現状維持ではなく成長のための働きかけを意味する点に注意。
「develop」との混同に注意。developは結果として「発展する・発展させる」に焦点があるが、cultivateは「継続的に手間をかけて育てるプロセス」に焦点がある。cultivateは意図的な努力と時間の投資を強く含意する。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| develop | 結果としての発展・向上に焦点。cultivateのような「丁寧に時間をかけて育てる過程」のニュアンスは薄い。 |
| foster | 主に感情・雰囲気・環境を育む際に使う。cultivateより対象が限られ、「保護しながら育てる」イメージが強い。 |
| nurture | 「愛情をもって丁寧に育てる」というケアのニュアンスが強い。cultivateより感情的な温かさを含む。 |
| till | 「土地を耕す」という農業的な意味ではほぼ同義だが、転じて才能・関係などを育てる比喩的用法はない。 |
対義語: neglect、abandon
6派生語・関連語
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cultivation
名詞
耕作;育成;教養 -
cultivated
形容詞
耕作された;教養のある・洗練された -
cultivator
名詞
耕作者;中耕機 -
culture
名詞
文化;培養(同語源の重要語)
7コロケーション
- cultivate a relationship(関係を育てる・深める)
- cultivate one’s mind(精神を磨く・教養を身につける)
- cultivate land / soil(土地を耕す)
8確認テスト
“As a young diplomat, she cultivated close ties with foreign leaders over many years.”
① 彼女は若い外交官として、長年かけて外国の指導者たちと緊密な関係を築いた。
② 彼女は若い外交官として、外国の指導者たちの土地を耕した。
③ 彼女は若い外交官として、外国の指導者たちとの関係を維持した。
④ 彼女は若い外交官として、外国の指導者たちの文化を奨励した。
①が正解。cultivateのコアイメージは『意図的・継続的に手間をかけて育て上げる』こと。over many years(長年かけて)という表現がそのプロセスの継続性を示しており、単なる『維持』(③maintain)ではなく、ゼロから関係を丁寧に育て深めてきたというニュアンスが①に最もよく表れている。
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