consult
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
consultのコアイメージは「より優れた知識・情報・判断力を持つ存在(人・物)のところへ向かい、そこから何かを得ようとする」動きです。ラテン語の’consulere’(熟慮する・諮問する)に由来し、「自分だけでは判断できないから、より確かな情報源にアクセスする」という方向性が根底にあります。相手が人なら「相談する・診てもらう」、相手が辞書や地図などであれば「調べる・参照する」、相手が他者の感情や立場であれば「考慮に入れる」という日本語訳になるだけで、すべて同じ一本の軸で理解できます。
2意味一覧
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動詞
(専門家などに)相談する、意見を求める
知識・判断力を持つ人のところへ向かい、自分の問題を持ち込む行為。’consult a lawyer(弁護士に相談する)’のように、専門性を持つ相手への接触が典型。 -
動詞
(医師に)診察してもらう
医療的な知識を持つ人のところへ向かうという点で「相談する」と同じコア。日本語では「診てもらう」と訳すが、英語の感覚では「専門家に意見を求める」と変わらない。 -
動詞
(辞書・地図・資料などを)調べる、参照する
情報を持つ「物」のところへ向かうイメージ。相手が人でなくなるだけで、「より確かな情報源にアクセスする」という動きは全く同じ。 -
動詞
(他者の気持ち・都合などを)考慮に入れる
他者の立場・感情という「情報源」に向かい、それを判断材料として取り入れる。’consult someone’s interests(誰かの利益を考慮する)’のように使う。 -
動詞
(専門家として)コンサルタント業を行う
「知識・情報を持つ側として他者に向かう」という逆方向の使い方。’He consults for several companies.’のように、助言者として企業に関わる場面で使われる。
3例文
4よくある間違い・注意点
‘consult with someone’と’consult someone’はどちらも正しいが、’with’がつくとより双方向の話し合いのニュアンスが強まる。’consult someone’は「その人の意見を求めに行く」という一方向性がやや強い。日本語の「相談する」に引きずられて’consult to someone’と書くのは完全な誤り。
‘consult’は「相談する」という行為であり、相談の結果どうなったかは含まない。’ask for advice’や’seek advice’と大きく重なるが、consultには「より権威・専門性のある情報源へのアクセス」というニュアンスが強く、友人に軽く聞く場面よりも専門家・資料への問い合わせで使われることが多い。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| ask | 単に「聞く・尋ねる」という行為で、相手の専門性や権威を前提としない。日常的・軽い文脈で使われる。 |
| refer to | 辞書・文献などを「参照する」意味ではconsultと近いが、人に意見を求める意味では使えない。また、話の中で「言及する」意味も持つ。 |
| seek advice from | 「助言を求める」という意味ではconsultとほぼ同義だが、より形式的・明示的な表現。consultは一語で済む分、簡潔でよく使われる。 |
| confer | 双方向の協議・話し合いのニュアンスが強く、’confer with colleagues’のように対等な立場での議論に使う。consultにある「情報源へのアクセス」というニュアンスは薄い。 |
対義語: ignore、disregard
6派生語・関連語
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consultation
名詞
相談、協議、診察(consultという行為そのもの、または行為の場) -
consultant
名詞
コンサルタント、相談役、顧問(知識・情報を提供する専門家) -
consulting
形容詞・名詞
顧問の、助言を行う;コンサルティング業務(’a consulting firm’=コンサルティング会社) -
consultative
形容詞
諮問の、助言的な(’consultative committee’=諮問委員会)
7コロケーション
- consult a doctor / lawyer / expert(医師・弁護士・専門家に相談する)
- consult a dictionary / map / manual(辞書・地図・マニュアルを調べる)
- consult with colleagues(同僚と協議する)
8確認テスト
‘Before redesigning the office, the manager consulted the preferences of all staff members.’
① スタッフ全員の好みを無視した
② スタッフ全員の好みを考慮に入れた
③ スタッフ全員に好みを教えた
④ スタッフ全員の好みを書き留めた
② ‘consult’のコアイメージは「情報源へ向かい、そこから何かを得る」こと。ここでは’the preferences of staff’(スタッフの好み)という情報を判断の材料として取り入れる行為を指しており、「考慮に入れた」が最も自然。①は’ignored’、③は’told’、④は’noted down’に対応し、いずれもconsultのコアとズレている。
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