irritate
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
irritate の語源はラテン語の irritare(刺激する・かき立てる)。コアイメージは「何度も表面をこすったり刺したりして、穏やかな状態を乱す」こと。精神的な場面では、小さな刺激が積み重なって「いらいらさせる・うんざりさせる」になる。怒り(anger)のように爆発的ではなく、じわじわ・ちくちくと蓄積していくのが特徴。身体的な場面では、皮膚や粘膜などが継続的に刺激されて「炎症を起こす・ヒリヒリさせる」という医学的な意味にもなる。どちらの意味も「穏やかな状態に繰り返し外部から働きかけ、不快な反応を引き起こす」という一つの根っこから生えている。
2意味一覧
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動詞
(人を)いらいらさせる、うんざりさせる
小さな刺激が積み重なって精神の平穏を乱すイメージ。一度きりの強い怒りではなく、じわじわと神経をすり減らす感覚。 -
動詞
(皮膚・器官などを)炎症させる、ヒリヒリさせる
物理的に表面を繰り返し刺激することで、皮膚や粘膜が赤く腫れたり痛んだりする状態を引き起こすイメージ。医学・日常の両場面で使われる。 -
動詞
(神経などを)過敏にさせる、不快にさせる
外部からの刺激によってセンサーが過剰反応している状態で、精神的・身体的ともに当てはまる幅広い用法。
3例文
4よくある間違い・注意点
anger(怒りを爆発させる)と混同しやすいが、irritate はじわじわと積み重なる不快感・いらだちを表す。anger は一瞬の強い怒りでも使えるが、irritate は継続的・反復的な刺激がポイント。
身体的な意味(炎症・ヒリヒリ)を知らない受験生が多い。医学系の長文ではこの意味で頻出するため、「肌がかぶれる」「喉が荒れる」という文脈で読み飛ばさないよう注意。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| annoy | irritate より口語的で、単発の不快感にも使える。irritate はじわじわ積み重なるニュアンスが強く、よりフォーマルな文脈に向く。 |
| bother | 「わずらわせる・気にさせる」というマイルドなニュアンス。irritate より刺激の強さが弱く、単なる迷惑レベルにも使える。 |
| provoke | 意図的に相手を怒らせる・挑発するニュアンスが強い。irritate は意図の有無を問わないが、provoke は挑発者の意図が含まれやすい。 |
| inflame | 身体的文脈では「炎症させる」という点で近いが、感情面では「激高させる・煽る」と強烈。irritate より刺激の度合いが大きい。 |
対義語: soothe、calm、pacify
6派生語・関連語
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irritating
形容詞
いらいらさせる、うっとうしい -
irritated
形容詞
いらいらした、むかついた(人の状態) -
irritation
名詞
いらだち、うんざり;(皮膚などの)炎症、刺激 -
irritable
形容詞
怒りっぽい、短気な;(皮膚などが)過敏な -
irritant
名詞・形容詞
刺激物、不快なもの;刺激性の
7コロケーション
- irritate the skin(肌を刺激する・荒れさせる)
- be irritated by A(Aにいらいらさせられる)
- irritate someone’s nerves(人の神経をいらだたせる)
8確認テスト
“Prolonged exposure to chlorine in swimming pools can irritate the lining of your nose and throat.”
① 鼻や喉の粘膜をいらいらさせる
② 鼻や喉の粘膜を炎症させる・荒らす
③ 鼻や喉の粘膜を怒らせる
④ 鼻や喉の粘膜をうんざりさせる
正解:② 解説:文脈はプールの塩素という化学物質が身体の粘膜に長時間作用する物理的・医学的な場面。irritate のコアイメージ「表面に繰り返し刺激を与えて穏やかな状態を乱す」が身体に適用されると「炎症させる・荒らす」が最も自然な日本語になる。①③④は感情的な訳で、身体の組織には不自然。
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