obstacle
松濤舎が大学受験の主要英単語帳23冊の見出し語を調査し、掲載冊数をもとに算出しています。この単語は15冊に掲載されています。
1コアイメージ
obstacleのコアイメージは「前に立ちはだかり、進む道を物理的・具体的にブロックするもの」です。語源はラテン語のob-(前に)+stare(立つ)で、文字通り「前に立ちふさがるもの」を意味します。元々は道を塞ぐ岩や壁など物理的な障害物を指しましたが、転じて目標達成を妨げる困難や問題全般にも使われます。重要なのは、obstacleは「乗り越えるか、迂回するか、取り除くか」という選択を迫る具体性・実体感があるイメージです。単なる「難しさ」ではなく、「そこにドンと存在して行く手を阻んでいる感覚」が核心にあります。
2意味一覧
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名詞
(物理的な)障害物
文字通り「前に立ちふさがる物体」であり、コアイメージそのものです。道路上の障害物や競技のハードルなどに使われます。 -
名詞
(目標・計画に対する)妨げ、障壁
物理的な「塞ぐもの」から転じて、夢や計画の実現を阻む問題・困難を指します。「乗り越えるべき実体のある課題」というニュアンスが残っています。 -
名詞
(人間関係や交渉上の)支障、ネック
やり取りや合意の「前に立ちふさがるもの」として、交渉や協力を妨げる特定の問題点を指す用法です。見落とされがちですが、ビジネス・外交文脈で頻出します。
3例文
4よくある間違い・注意点
「obstacle」と「difficulty」は混同しやすいが、difficultyは「難しさ・困難さ」という状態・程度を表すのに対し、obstacleは「前に立ちふさがる具体的な問題」というニュアンスが強い。「The obstacle was difficult to overcome.(その障壁を乗り越えるのは難しかった)」のように共存できる別概念として捉えよう。
日本語の「障害」は人の障がいを連想させる場合があるため、訳す際は文脈に応じて「障壁」「妨げ」「ネック」など柔軟に使い分けること。英語のobstacleには差別的なニュアンスはまったくない。
5類義語・対義語
| 類義語 | コアイメージの違い |
|---|---|
| barrier | 「壁・柵」のイメージで、突破や通過を阻む仕切りのような障壁。obstacleより「隔てる」感覚が強く、乗り越えにくい・恒久的なニュアンスを持つことが多い。 |
| hurdle | 乗り越えられることを前提とした「ハードル」。obstacleより軽いニュアンスで、手続きや課題など「こなすべきステップ」に近い感覚。 |
| hindrance | 進行を遅らせたり邪魔したりするもの。obstacleほど「ドンと塞ぐ」感覚はなく、じわじわ妨げるニュアンス。 |
| impediment | フォーマルな語で、特に発展・進歩・機能を妨げる内的・構造的な要因に使われることが多い。医学・法律分野にも頻出。 |
対義語: aid、advantage、asset、stepping stone
6派生語・関連語
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obstruct
動詞
(道・活動などを)妨げる、塞ぐ
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obstruction
名詞
妨害(行為)、閉塞;obstacleが「モノ」なのに対しobstructionは「行為・状態」のニュアンスが強い -
obstructive
形容詞
妨害的な、障害となる
7コロケーション
- overcome an obstacle(障害を乗り越える)
- face an obstacle(障害に直面する)
- a major obstacle to ~(〜への大きな障壁)
8確認テスト
“The lack of funding remains the biggest obstacle to the project’s success.”
① プロジェクト成功への最大の障害物
② プロジェクト成功への最大のネック
③ プロジェクト成功への最大の失敗
④ プロジェクト成功への最大の欠点
② 「ネック」が最も自然。「obstacle」は物理的な「障害物」だけでなく、目標達成を具体的に阻む問題点を指す。この文脈では資金不足という特定の要因がプロジェクトの前に「立ちふさがっている」イメージで、日本語では「ネック」「障壁」「妨げ」が自然。①は「障害物」と訳せなくはないが、物体感が強く不自然。③「失敗」④「欠点」はそもそもobstacleの意味ではない。
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